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第59号 『生きること 食べること』

最近『マクロビオテック』とか玄米食とか、いわゆるスローフードってやつがブームですなぁ〜
いや〜〜〜これはいい事ですよ。

アトピーがかなりひどかった20代の前半に出会った肌のきれいな人は「白い食べ物をやめるといいわよ」と言っていた。
偶然かもしれないけど、うちが美肌の秘けつを訊ねたらみんなそう答えた。
白いもの、とは主に精米したお米、小麦、白砂糖の事。
精白するうちに繊維とか栄養素とか、もともと持ってる良いものがなくなってしまうから、と言う事で、
まさに今ブームの『ホールフード(丸ごと食べる)』って事だったんだよね。
で、さっそく玄米に変えて、小麦粉も全粒粉にし、砂糖も黒砂糖に切り替えた。

でもさ〜〜〜その頃って、今みたいな素敵なのがないわけよね。
レシピにしたって色でいえば「茶色」メインの物ばっかりで20代の食べ盛り(?)にゃー食欲がそそられないものが多かったし、レストランなんかにしても今みたいな素敵なお店はほとんどなくて、あっても「貧乏学生のあたいにゃー無理!!」ってくらい高かったり、、、、、
1年くらいでやめちゃった。

けど、その後も「食を見直しなさい、変えなさい」ってメッセージの様なものを受け取る事が沢山あって、読む本、出会う人から色んな話を聞くうち、「何を食べるか」ってものすごく重要な事なんだ、って思う様になった。
食べる事によって、脳が動き、筋肉が動き、感情や心も動き、つまり生きているわけよね。
良いものを良く食べることが、良い身体、感情を作るんじゃなかろうか?と思い始めた。
身体はコリコリ、アトピーは治らないし、なんだかいつも調子悪いし、人間関係をうまく築けないし、、、
そんな悩みのまっただ中だったうちは、「食を変えるぞ!!」と一念発起。
今に至るわけです。

よく「自然食品は高い」って言われるけど、確かにぱっと見、ひとつひとつは高い!!。
けど、10年くらい続けてみて思うけど調味料を使う量が減ったよ。
お醤油や塩そのものの旨味や野菜の旨味だけでいいお味。
レシピの調味料を半分にしても充分!!
特に野菜から甘味が出るから、砂糖、みりんはほとんど使わなくなったね〜
あと、味覚も鋭くなった気がする。
夏に大根とかごぼうとか、冬にトマトとかレタスとかを「食べたい」って思わなくなったなぁ〜
そりゃー出されれば頂くけども、やっぱり旬をはずしてるものって美味しくないなぁ〜って思う。
できるだけ旬のものを新鮮な内に頂くのが、なによりも美味しいってわかったから買いだめをしなくなった。
そう考えたら、浮いてるお金や無駄な出費もなくなってるから高いばっかりでもない気がするよ。

しかも肌もきれいに強くなったよ。
昔の写真見ると我ながら可哀想だもん、肌ぼろぼろで。
それからしたらものすごい変化です。
そういえば、薬とかサプリメントとか、そんなものへの出費もなくなったね。
食を変える事っていうのは、素材の安全を考えることだったり、環境汚染を考える事だったり、お金の流れを変える事だったり、他の命を想う事だったり、すごくいろんな事と繋がってるなとうちは思う。
「食べる」ってものすごく大事な事だけど、ほとんど無意識の行為よね。
それをあえて意識するって事はものすごい変化が現われるのでは?と思うな。
侮り難し『食』って感じよ。
最近はブームのお陰で、野菜だけの本当に美味しい洋食(食欲そそるやつね)のレシピや、動物性素材や砂糖を使わないお菓子の本も沢山あって嬉しい限りよん。
もちろん、美味しくて、それほどバカ高じゃないレストランも沢山!!
いい時代やさ〜〜〜このブームを『ブーム』終わらせない様にしたいものですわ。
今ハマってる食材は「たかきび」「もちきび」「粒ソバ」などの雑穀と、何故か「ふのり」
たかきびハンバーグ(っていうの?肉入ってないけど)きびのコロッケは子孫に伝えたい旨さでございます。
さっそく今晩はきびコロ、玄米に合うのよ〜。
ではでは、またね〜〜〜〜ナビィ

2005年4月10日


ナビィのハマりもの。手前から
茹でて地粉で固めて揚げるだけでさくさくつぶつぶうま〜〜い「粒ソバ」
料理しなくてもご飯と一緒に炊くだけでもちもち美味しい「もちきび」
ひき肉の代わりに、キーマカレーも旨い「たかきび」
そして何故か「ふのり」もっぱらお味噌汁に。それ以外の調理法誰か知ってたら教えて!
! 料理本というより食と身体の繋がりについて詳しく書かれているロングセラーの本
『セルフヒーリングクッキングブック』クリスティーナ ターナー著

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