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第60号 『ナビィのお薦め本』

お久しぶりでございます。
バリの話しを書こうと思いつつ、写真を現像に出すのを忘れたり、うまく言葉が見つからなかったりでなかなか進みません。
ので、ここはひとつその場しのぎの『ナビィのお薦め本』を御紹介したいと思います。
原稿はその場しのぎだが、本は素晴らしいです。是非読んでみてちょ
前回は『食』のお薦めを書いたけど、今回は『身体』です。

その1
『マナ.スカラ.ニスカラ〜桃色の虹と闇』 著者 廣田幸恵
発行 問い合わせ 澪標(みおつくし) 06-6944-0869
http://books.rakuten.co.jp/RBOOKS/0001631157/


身体も心も、自分自身を大切に

この本は、今、時々バリダンスを教えてもらっている幸恵さんが書いたもの。
彼女が長く暮らしたバリの日常と、そこで『自分らしく心地よく生きる事』を見い出した日々の小さな想いがが綴られ、随所に自分でほぐし、緩める事の出来るストレッチが紹介されている。

幸恵さん自身も一時、踊れないほど身体を悪くし、その後この本にあるように色んな出会いがあり、
自分自身で『治す』事を実践し、治癒し再び踊り始めた人だ。
だから、(以前、「ナビィの部屋」でも書いたけど)幸恵さんとの練習はまず身体をほぐし、バランスの悪くなった身体を整え、歪みのない、そして気持ちよく動ける身体にする事から始る。
そのストレッチは、何も踊る人にのみ有効な事ではないよ。
仕事で長時間パソコンに向かう人、立ちっ放しの仕事の人、ものすごく頭を使う人、子育て真っ最中の人
色んな人に効果ありのはず。
しかも、幸恵さんのストレッチは、やってみるとその姿はかなり笑えるし、すごくだらけてていい感じ。
「出来るだけ怠惰なやり方で」がモットーらしいから。
どの様に「いい感じ」か是非お試しあれ!!

スカラはバリ語で『目に見えるもの』 
ニスカラはその逆で『目には見えないもの』
つまりタイトルは、『目に見える世界と見えない世界』という意味

その2
『五感が息づけばからだは甦る』 著者 岡島瑞徳  発行 宝島社

この本も自分で緩める、ほぐす方法が沢山書かれているんだけど、
この本のおもしろい所は、五感にこだわって書かれている所。
外側にあるパーツ、鼻、耳、目、口、皮膚、を良くしていくと内側のパーツも良くなるよっていう事と、実践法が書かれています。

今すごくこのテの本が流行ってて、けっこうどこの本屋さんにも「身体コーナー」が出来てて
この間書いた『食ブーム』然り、いいではあるさ〜
それだけ皆、身体の不調や変調があるって事だし、何とかしたいって思ってる事の現れなんだと思うけど、
五感にこだわった本って、うちは今まで読んだ事なかったし、「内側と外側は繋がってるからな〜」って事は何となしには分ってるけど、どことどこがどの様にって事は詳しくはわからなかったから面白かったよ。
最近つくづく、ミクロ=マクロ、裏=表、内=外 って、何か忍者の暗号みたいだけど
そういうもんなんだな〜って思う。
足の先を温めたり、よくもんだりすると、身体が楽になったりする様に、痛みや不調を感じる『患部』とは全然かけ離れた所を温めたり刺激したりすると治ったりするでしょ?
こんな小さな先っぽの刺激が全身に影響を与えてるって不思議だけど、そうなってる。
人間の身体って、そのメカニズムって本当に面白いと思うよ。
まぁ、病気にならない身体ってのはあり得ないけど、要は病気になった身体とどう向き合うかって事が大切で、そのメカニズムの不思議を知れば、薬漬けになって「肉体も精神も疲れきって生きる気力もなくなりました」って事も回避できるはずよね。
幸恵さんの本のタイトルじゃないけど、『目に見えるもの、見えないもの』はけっきょく繋がってるんだよね。
いつもライブで『ウートートゥ』の話しをするけれど、この自分の命は、目には見えないけれど沢山の命の繋がりがあって生まれて来た。
目に見えない命が「この世界に在った、生きた」その証としてこの命があるわけだよね。
自分の肉体は見えるけど、その証しの実体は見えない。
命そのものが「見えるものと見えないもの」で出来てるんだから、身体のメカニズムだって「見えるものと見えないもの」で出来てるって言い切るのは極論か???
でも、間違ってない気がするわけさ〜
野菜だって、肉眼では見えない地中の微生物の働きがあって旨くなる!!
ほ〜〜〜らやっぱり真理やさ!!ってのはゴ〜〜〜インですか???

2005年6月8日

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