週刊「ナビィ、の部屋」第7号

写真ピント合ってませんが、、、
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まず、左『レキオス』池上 永一著 文芸春秋社
池上さんは、八重山育ちのうちなんちゅ。彼の今までの作品は、短編集を除いて全部八重山、石垣島が舞台でしたが、今回は沖縄本島が舞台です。
アメリカ兵とうちなんちゅの間に生まれた『アメラジアン』の少女が主人公。
大爆笑!!!そして、号泣は相変わらず健在!!!なのですが、彼の今までの作品のような、さわやかだったり、「主人公が腑に落ちたんだね」っていうような、ある意味、ハッピーな終わり方はしてません。
かなり、こわ〜〜〜〜〜〜いです。
過去、現在、未来、現実、虚構が入り乱れた壮大なファンタジー。クラクラすっさ〜
この人の大きなテーマでもある、「見えない力」の存在、も健在
憎悪が生み出した強大な力に沖縄が被い尽くされてしまうのか〜〜〜っ?
一番怖いものは「人のこころ」なり。
ちなみに『レキオス』とは、かってポルトガル人が「琉球」をそう呼んでたらしい。
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もうひとつは、かなり平和的絵本、
『みるくがなし と さーかがなし』
再話 みるくの会 沖縄地域児童文庫連絡協議会
「みるく(彌勒)」とは琉球弧に伝わる、豊穣の神様の事。
ちょっと欲張りすぎちゃったために「いや〜な神様」になってしまった「さーかがなし」
悔しくて「みるくがなし」をどうにか失脚?させようと、色々試みるも全部裏目に出てしまう。
「あぁ〜人間欲張ると、ろくな事ないんだね〜〜」と子供のこころに植え付けられること間違い無し!!!
ちなみに英訳も付いてます。挿し絵もめちゃくちゃカワイイ!!!!
英才、かつ情操教育をお望みの御父兄におすすめしたい一冊です。
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ちなみにこの写真の撮影場所、自慢の我が家のベランダさ〜〜〜〜
きっと見えてないと思うけど、遠くに海が写ってるのさ〜〜〜はははは〜〜
じまん、じまん、、もしかして「さーかがなし」チック?じゃーまたねー