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バリ日記 その1

ハロウ〜みなさま、ナビィは4月1日から21日までの3週間、久々にバリ島に行って来ました。
沢山の元気をもらって帰って来ました。

今回は、2年前に初めてみた『イブ ニョマン』という踊り手さんに『レゴンの基本』を習う
という目的で行き、本当にただひたすらその事だけに時間を費やした旅でした。
旅の終わりの5日前に旦那さんもやって来て、1日だけ観光した以外はただひたすら踊り続けていましたし、
それが本当に本当に幸せで、夢の様に過ぎて行った21日間でございました。


大好きなイブニョマン(右の方)の踊り。美しい〜〜〜

朝6時過ぎに起きて、ストレッチしてご飯食べて、宿の人が先生のお家までバイクで送ってくれて
9時から1時間半稽古して、屋台でご飯を買って帰って、お風呂入って洗濯してご飯食べてお昼寝して
踊りの練習して、お茶とおやつ食べに屋台に行って、それから散歩して、ご飯食べて、踊り観に行って
10時には寝る
うちは小学生の頃でも、こんな早寝早起きしなかったね。
しかも、お昼寝までしちゃって、、、、
幼稚園の時お昼寝が出来なくて、いつも天井の板の模様で空想に耽ってる様な子供だったけど、30代も後半になってくると、さすがに朝から1時間半も稽古したら(しかもすんげ〜暑いし)クロロホルム嗅がされたかのごとくコロリと眠っちまってました。


レッスン風景

旅の疲れも抜けていないうちから稽古も始めてるし、環境も変わって身体もびびってるから1時間以上かけてストレッチを丁寧にやった。
今度こんなに長期でバリに来れるのはいつの事になるやらわからないから、1日1日が本当に貴重で無駄にしたくない、稽古が始ったらすぐに身体がついていける様にしたいってすんごく思ってた。
朝もやの中、鳥の声を聞きながら深呼吸をする。
昼間の暑さを想像出来ない、少しひんやりとした空気が身体中に染み渡る、本当に心地良かったぁ〜
イブ ニョマンは本当に美しく、いや、ただ美しく踊るだけじゃなくて氣が満ちていて、
そして身体の自然に忠実に踊る人だった。
その姿を見ているだけで、本当にこっちまで気持ちが良くなるし「あぁ、本当にこの人は踊る事が大好きなんだね〜。」と感じる。
踊るイブ ニョマンの後ろにくっついて踊るだけで、本当に幸せだった。
イブ ニョマンの様に踊りたいよぉ〜〜〜〜〜って100万回思ったさ。

うちが「バリの駄菓子が大好き」って言ったらイブ ニョマンが毎朝、市場で駄菓子を買って来てくれ、稽古の休憩中に「全部食べなさいよ〜〜」って山盛り出してくれた。
毎日毎日日替わりで、バリ中の駄菓子すべてを食べさせよう、と固い決意でもしてるかの様に
「これでもか」とじゃんじゃん出て来た。
どれもかれもが美味しくて、散々食べたくせにまた食べたくなって、稽古の帰りに市場でご飯を買うついでに駄菓子も買ったりなんかして、、、
バリの駄菓子は、上新粉やココナッツとかとフルーツを混ぜ合わせて作ってるものが多くて、まぁ、カロリー低いって事はなさそうよね、
バリに行くと、いつもだいたいひと月で3キロくらい痩せるもんなんだが、、、、、
さすがに今回は1キロたりとも痩せなかったなぁ〜

旦那さんがバリに来た時も「ナビィの旦那は駄菓子を食べた事あるの?」と食べさせる気まんまんで
「いや〜ないと思いますよ」って言ったら、旦那さんが稽古の見学に来た日、きっちりいつもの倍の量の、
お皿からあふれんばかりの駄菓子が用意されていた。
何故彼女が駄菓子でもてなす事にこのように燃えるのか?は最後までナゾのままだった。


バリの駄菓子 この日はココナッツフレークに
蜜がけのピンクのグルグルしたものと、
バナナに粉をまぶして茹でたもの。すんごくうま〜〜〜〜〜〜い

イブ ニョマンは32才の3人のお母さん。
バリは大家族で暮らすのが当たり前で、イブ ニョマンの家は旦那さんの両親、お姉さん、お兄さんの息子さん家族、そして2人のお手伝いさんの14人が、同じ敷地に暮らしている。
朝、9時に行くと次から次へと現れる家族のみなさんに挨拶をしてからレッスンがはじまる。
そして、洗濯をするお手伝いさん、供物を片手に家中の拝所のお祈りをするおばあさん、銀行員と仕事の打ち合わせをする息子さん、、、普通の生活が繰り広げられる中で稽古をする。
うちは、この空間がすごく好きだった。


お別れにCDをプレゼント。こころなしかイブの表情に疲れが、、、、
もしかしてうちとの20日間で疲労困ぱい???

まだ2歳の次男『コマン』は最初はうちの存在を「ちくしょ〜ママを奪いやがって〜〜〜」と
快く思ってなかった様だったけど、毎日行ってるうちに『コヤツ、害はないらしい』と思ったのか、食べてるおやつを分けてくれたり、自作の即興ダンスを披露するまでに心を許すようになりました。
最後の稽古のあと「バイバイ〜またいつかね、明日はここには来ないよ〜」って言ったら
何となく意味が分ったらしく、ものすごく寂しそうな顔になって、その顔を見たらうちもすご〜く寂しくなった。
イブ ニョマンが見送ってくれて、いつもの様に宿に帰る道を歩き始めたら改めて、もう明日からの自分の毎日に「9時にここにやって来てイブ ニョマンとレッスンをする」という日常がなくなった事を想い、更に寂しくなった。
そして帰国してしばらくは、やることが何もなくなった様でやっぱり寂しかったなぁ〜

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