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2度目のアイスランドの旅〜その1〜

少しづつ春の匂いが漂って来ましたね〜皆様いかがお過ごしですか?
ホームページの掲示板にも書きましたが、2月14日から20日まで再びアイスランドへ行って来ました。
オーロラも2回観たし、温泉は2回入ったし、おまけにトランジットでコペンハーゲンにも1泊できたし、
すご〜〜〜〜〜く楽しかったぁ〜
そんな旅のお話でございます。読んで下さいな〜


1日目 2月14日

朝8時発の成田エキスプレスで成田空港へ。
12時30分発、コペンハーゲン行きに乗って12時間、現地時間16時過ぎに『コペンハーゲン カストロップ空港』に到着。
そういえば、91年にエストニアロックサマーに参加した時、コペンハーゲン→ヘルシンキ→レニングラード(現サンク.ト.ペテルブルグ)陸路でエストニアっていう行程だったので、何と15年振りにコペンハーゲンの空港にやって来たのでした。
アイスランドへの入り口、コペンハーゲンに到着!!目がぼよ〜〜〜ん

う〜ん、どっか変わったのか?変わってないのか??わかんないや。
っていうか、あの時も乗り継ぎだけで飛行機待ってる間にコーヒーとデニッシュ食べただけだったからあんまり覚えてない。
でも、とにかく、そのデニッシュが美味しかった事はしっかり覚えておりました。

先ずは「アイスランド航空」のカウンターで乗り継ぎのチェックイン。
乗り継ぎまで4時間。
デニッシュ食べたいけど、寝不足と機内食食べたばっかりで食欲なし!!
あぁ、なんで人間って胃袋1個しかないんかなぁ〜
帰りも寄るからお楽しみにとっておこう。と言いつつ、ツナサラダをぺろ〜り
ブラックオリーブとグリーンオリーブが丸ごとゴロゴロ入ってて、プラスチックのフォークでは少々食べづらかったよん。

あっという間に4時間が過ぎ、20時、いざ、アイスランド航空にてアイスランド、ケフラヴィーク空港へ
これまた、あっという間に2時間50分が経過し、5年振り、思い焦がれたアイランドに到着!!
わ〜〜〜〜〜〜〜〜い!!
しかも夜空は晴れ!!むむむ〜これはホテルに到着したら、もしかして、もしかして、、、
オーロラチャンス!!
足早にはやる心ですたすたとイミグレーションに向かってターミナルを移動。
「♪アーイスランド、アーイスランド、やっほ〜やっほ〜♪」
鼻歌まじりに軽快な足取りですたすたすたすた、すたすたすた。
と、ところが、、、
あれれ???気がつきゃ〜ここは荷物受け取り処、ベルトコンベアーの上に我々の荷物が廻っておる。
「ありゃ?入国審査って荷物受け取った後だったっけ??」
しかも11時になろうかという空港内の銀行は閉まっていた。
「あれれ???5年前に来た時は、到着は深夜1時過ぎてたけど銀行空いてて両替え出来たのになぁ〜〜〜記憶違いかなぁ〜〜今から行くホテルは両替えのサービスしてなかったし、困ったね〜」
と一抹の不安が。
しかし、考えても空いてないものはど〜しょうもないので、荷物を受け取って指示のある方向へ

すると、なんということでしょう!!
そこには、うち達の名前を書いたボード持ってホテルのお迎えスタッフが立っていたのでした。
あれ??ここって空港の外って事???
外に出ちゃっていいの??何かうち達おかしい事してないか???
この世界に入国審査のない、パスポート調べられない、誰が何日に入国したかを記録しない国があるのか??
いや、そんな事あるはずないじゃん。
何かミスったんじゃないの?変なとこ通って来ちゃったんじゃない??
いや、そんなはずはないよ、ゲートからただまっすぐ指示の通りに来たよ。
あれ?あれれ??
狐につままれた様にボー然としつつも頭の中がものすごいスピードで回転し、到着からここまでの道のりを回想している我々を怪訝に思ったホテルのスタッフが
「何か???」と聞いて来たので
呆然としたまま「イミグレーション」とだけやっと言葉にすると
「フリー  ノープロブレム」と答え「さ、車に乗って、ようこそアイスランドへ」と笑顔で我々を車に案内したのだった。
釈然としないまま、車に乗り込み「そんな事ってあるんだろうか?」と車内で夫婦会議
「考えても解らない事をいつまでも考えたりしない主義」の旦那さんはしばらくすると、会議にも飽きて外の景色を観て、あれこれとうちに聞いて来たが、うちの心はボー然モードから解放されないのであった。



約15分で車は『Hotel Nothern Light Inn』に到着
5年前に泊まった時は『Hotel Blue Lagoon』という名前だったし、大幅に改装されて、うちが泊まった部屋はキッチンになっていて、りっぱなレストランが出来、何だか別のホテルに来た様な感じがしてちょっと戸惑ったけど、とにもかくにも、先ずはオーロラ!!
部屋に荷物を置くと、ホテルの外へ。
もうすでに、何組かがオーロラの出現を待っていた。
よ〜く見るとみなさん、日本人でした。
皆さんイギリスやヨーロッパに住んでいて、家族で遊びに来ているらしい。
イギリスに住んでる人の話しだと、エアーチケット往復で8000円だったそうで、最近は家族で毎年この時期に来て、オーロラハントしてるらしい。
いいなぁ〜〜いいなぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
そんな話しをしながら、空を見上げるが、天候がころころと変わるアイスランドの空は、あっという間に雲に埋め尽されていた。
その日はあきらめて、部屋に戻ってビールを飲んだ。
ナ「ねぇ、ねぇ、入国審査しない国ってあるのかなぁ?」
ダ「もう、そんな事は忘れてお風呂入って寝なさい」
いつまでも考える質のうちは、結局眠りに付くまで旦那さんを相手に疑問を反芻し続けたのだった。
2日目 2月15日 〜その1〜

疲れていたわりには、6時半頃起床。
2月のアイスランドは10時くらいに陽が登るので、当然外は真っ暗。
取り合えず、やる事ないので外に出てみる。
ごつごつとした溶岩の大地がうっすらと見える。
「あれなあに?」と旦那さんが『スヴァルツェンギ地熱発電所』を指刺した。
発電所とは思えない、とても愛らしい建物を見て、昨日の夜よりも更に
「来た〜アイスランドに再び来れたんだぁ〜〜〜」と実感が涌いて来た。

前に来た時は最初にレイキャビーク市内のホテルに1泊して、そしてオーロラ観るためにこのホテルに3泊したので、毎日、この発電所が出す濛々とした煙りを見ながら過ごしていたのだった。
だから、うちの思い出すアイスランドの景色は、オーロラと、キラキラと輝く夜のチョルトニン湖の美しさと、この発電所の濛々な光景なのだ。
丸い窓(?)が可愛らしい。アイスランドは地熱発電と水力発電で電力をまかなっている。 ちなみに各世帯に、水道は山の天然水、お湯は温泉がひかれている。サイコ−

7時になり朝食の時間。
相変わらず、サーモンとパンが美味しいよ。
あぁ、これこれ、酢漬けの魚とチーズとでオープンサンドにするとウマいんだよ〜
シリアルにヨーグルトと黒砂糖混ぜたらウマいんだよね〜
な〜んて朝からアイスランドグルメを満喫。

ホテルの朝食はどこでもだいたいバイキング。寝ぼけ眼でも食い気は100%

9時、ホテルのスタッフが車で銀行に連れて行ってくれるというので両替えをしに行く。
朝焼けが世界を照らし始めてだんだんと姿が現になってゆく。
辺一面雪景色だった5年前と違って、今年は全然雪が積もってなかった。
暖冬だったのかなぁ〜?

『Hotel Nothern Light Inn』はグリンダヴィーク市にあるんだけど、ホテルの周辺には
温泉と発電所しかなく、銀行やスーパーのあるグリンダヴィーク市内からは車で10分くらい離れている。
朝焼けに包まれゆくグリンダヴィークの街は美しかった。
住宅地の建設ラッシュなのか、建設中の家が並んでいた。
アイスランドの住宅はレイキャビーク市内は別として、平家とか2階家とか、低層で、しかもとっても小ぢんまりとした可愛らしい住宅が多い。
「ここにはどんな暮らし方があるんだろうね〜」なんて話してる内に銀行に到着。
朝10時のグリンダヴィークの街。高い建物がなくて視界が広い

銀行も拍子抜けするくらい小さくて、多分8畳くらいしかないスペースで、
日本の様に融資は2階で、振り込みや入金はこの窓口で、新規はここ、とかって幾つもに窓口が分かれておらず、3つ窓口があるだけだった。
窓口というよりも、働いている3人のデスクがただあるって感じ。
そこで、両替えしてびっくり!!!!!
4万円が2万アイスランドクローネとちょっとにしかなってない。
って事は1万円が5000クローネ、1000円が500クローネ
ホテルのレストランでメニューみたらビールが500クローネって書いてあったから、、、
と、いう事は、、、、、、つまり
小瓶のビール1本が1000円って事じゃんか!!
5年前は確か 1000クローネで1200円くらいだったはずだから、ものすごいレートが悪くなってるって事?
それとも物価が上がったの???
なんだかよ〜わからんけど、とにかく、ビールは1本1000円、千円だっ!!

ってなわけで我々は、その後、「これって日本円だといくらだよね?」といちいちレートを確認しながら、財布の中をびくびく覗きながら「おそるおそるお金を使う」モードか、「え〜〜〜い、今度はいつ来れるか解らんのじゃ!!ここでしか食べれないもの、買えないものにお金を使わんでどーする??」という「悪魔の囁き」モードを行ったり来たりしながら旅を続けたのであった。




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