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今、生きているということ

この2日の間に、3人もの知人の訃報が届いた。

2日前、バリダンスの先輩が亡くなったと連絡があった。
癌を患い、ここ数年、入退院を繰り返しておられた。

若すぎるし、早すぎる。


もう一度踊りたかっただろうな。
バリへ行きたかっただろうな。
本人だって悔しくてたまらないと思う。

言葉も出なくなって、どんよりしながらヨーイチくんのお世話をしていたら、今度は友人のお母さんが亡くなったと連絡があった。

職場で寿[kotobuki]のライブを開いて下さったり、寿[kotobuki]の応援をして下さっていた方だったけど、やっぱり癌で、ここ数年、ずっと闘病生活だった。

転移を繰り返していたし、抗がん剤の副作用や体力が落ちた事で色んな病気も併発されて、本当に辛かった事と思う。

どこも痛くない。
どこも苦しくない。
そんな生活をもう一度取り戻せたらと思わずにはいられなかった。

今日、また知人の訃報がメールで届いた。

デング熱という蚊を媒介にした感染症が原因らしい。

今年に入って、知人が5人も亡くなった。
そんな事は今まで経験した事がない。


人の生死を分ける、その境目は何なんだろう?

病気の痛みや苦しみから開放され、魂は自由に、どこへでも、生きたい場所へ、戻りたい時間へ。
そうであって欲しいと思う。



彼女達は亡くなり、今、うちは生きているという事。
この事実。
何事もなく一日が終わり、何事もなく新しい朝が迎えられるという事。
それは奇跡の様なもので、「生きている」というのはその奇跡の連続なのかもしれない。
だから、その奇跡の瞬間はとても尊くて愛おしいものなんだと思う。


自ら命を絶たなくても、いつか命の炎は消える。
尊い、愛おしい、その奇跡の瞬間、瞬間に感謝。


それぞれの命と出会いに感謝。
ご冥福をお祈りします。


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