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長屋さんの本

引っ越しも終わって新しい家の事を写真付きで書こうと思ったら、デジカメとパソコンを繋ぐコード(なんていうんだろか?ケーブル??)が見つからず、とりあえず最近読んだ長屋さんの初のエッセイ集について書く事にしました。

『すべての美しい闇のために』
長屋さんとは随分前に知り合って、家が近所だった事もあってと風呂なしアパートに住んでいた時分には、よく夜中にお風呂を借りに行ったもんです。
で、別になにか色っぽい事のひとつも起こるわけでもなく、ただアホの様に石ころから遠い宇宙の話まで、ガブガブとコーヒーを飲みながら、まるで会話が途切れるのを避ける様に話続けてた。

うちが、ものすごく辛い失恋をした時、昼間から長屋家に押し掛け、びーびー泣き続け、そんなうちに涙目になりながらティッシュの箱を黙って渡してくれた長屋さん。
そんな長屋さんが『本当は小説家になりたかったんだよ〜』と言って自分の書いた小説を読ませてくれた。
その時にバカ話をしている長屋さんからは想像もした事のない、闇と孤独と優しさを感じ、すごくびっくりした事をよく覚えている。

この本を読んで、改めてなんて繊細で優しい人なのだろう、と思ったけど、前に読ませてもらった小説には感じられなかった強さや、長屋さんが心のどこかで感じている「希望」の様なものを感じた。
きっと今が本当に充実しているんだな〜と嬉しくなりました。
長屋さん、良かったね〜夢が叶って。
沢山の人が読んでくれるといいね〜

良い本ですので読んでみて下さいな〜
きっと男は弱くて繊細な生き物で、だから旦那さんの事もみーつーにーにーの事も、周りにいる男衆みんなに優しくあらねばならんのだろうな〜とも反省もさせられたのでした。

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