2度目のアイスランドの旅〜その3〜 4日目 2月17日
オーロラもすごいけど、火山島ならでは大自然の姿にこころわしづかみにされたナビィは、やっぱり旦那さんにもこのすごさを見せたい!!と思い、かって参加したバスツアー『ゴールデンサークルツアー』に今回も参加しました。
前日とはこれ又うって変わって、風は止んでそれなりの良い天気。
あぁ、良かった、、、昨日みたいな強風の中、滝なんかに行った日にゃ〜あーた、
風にさらわれて滝つぼに落っこちちゃうよ〜と心配しておりましたので、一安心。
(帰国後ネット上のアイスランド好き掲示板で知ったけど、前日のツアーは強風で中止になってたらしい)
前回は雪の積もった景色の中をゴトゴトバスに揺られての旅でしたが、今回は雪がなく、グリンダヴィーク周辺にくらべてごつごつ岩の少ない地域を走るので、なんだか西部劇の舞台の様な赤いむき出しの土と
時々見える美しく創られた建造物の様な、真っ白く雪を被った山がマッチしている様な、ミスマッチの様な不思議な光景でした。
前回と全く同じ所を廻ったんだけど、国立公園の『シンクヴェトリル公園』が世界遺産に認定されたためか
どこもかしこも観光地として、よりグレードアップしていた。
『グトルフォス』という滝は、滝そのものも美しかったけど、滝の上に岩場があって、その岩が妖精が住んでる様ななんだか妙な雰囲気ですごくお気に入りだったんだけど、そこがなくなって展望台になってた。
しょんぼり、、、
「ゴ−ルデンサークルツアー」移動中のバスの中から撮影。レイキャヴィーク市内からそう離れていないけど、もうこんな大自然。窓の右側の光景
窓の左側の光景。同じ地域でもこの景色の差は何なんだ??
しかし!!今回のツアーで一番すごかったのは前回は雪のため、途中までしか入れなかった『シンクヴェトリル公園』を歩き、地球の割れ目『ギャオ』を横断出来た事だ!!
「地球の割れ目〜?」って方、説明致しますが、オイラも本当はあんましわかってないので御理解いただけるか自信がありません、、、、
地球の内部からマントルが上昇し、アイスランド島の下で盛り上がって左右に分かれ、水平に進むために割れ目が出来上がります。
それを「地球の割れ目」と呼ぶんだそうです。
なんでも、この様な現象は海面下1〜2kmにあるので地上では観れないものなんですが、地球上で2ケ所、地上に乗り出している所があってそのひとつがここ、『シンクヴェトリル公園』の『ギャオ』なのです。
『ギャオ』ひとつひとつは、数kmの長さ、幅、深さは約30mくらいなんだけど、この割れ目達が繋がって延々とアイスランド島を東西に貫いていて、しかも、この割れ目のお陰で毎日2〜3cmずつ国土が広がり続けていりらしい。
すごいね、、、毎日2〜3cmだって、、、、、1年でどれだけ大きくなってるんだ??
日本にいるとあんまりダイレクトに生き物としての地球に触れる事がないから、こんな話し聞いても
ふえぇぇぇ〜〜となっちゃうだけだけど、こんな事が普通って所で暮らしてたら、人生観とか、自然観とか
うち達とは全然違うんだろうねぇ〜
『ギャオ』の中を歩きながら、やっぱり人間はすごくちっぽけだなぁ〜って思ったよ。
もちろん、人間ひとりひとりの存在は大きいし、その人間が自然を制圧して自然界にあるものを利用して、文明ってもんを築いて、自然界には存在しないものまで創り上げて、、、、
人間はこの世の生命体の中で脅威の存在かもしれない。
でも、全然適わない。
本当に小さい。
この地球にしがみついて、へばりついて、生きてるだけなんだよなぁ〜〜〜なんて思ったよ。
「生かしてくれて有り難う〜」とか、そんな言葉も出ない。
あまりにも視界が広すぎて、世界が大きすぎて、ただただひれ伏すしかないというかさ、、そんな感じ。
東京や日本みたいに小さな国土に沢山の人間が住んでる国だと、どうしても視界は狭くなって忘れてしまうけど、地球の中の本当の人間の大きさなんてこんなもんなんだな〜と思い知らされた感じです。
飛行機で日本からアイスランドだって15時間で行けるし、ネットで世界のニュースは次から次へと、行った事もない国の事でも知れるし
なんとなく、人間はとてつもなく大きく、世界は小さくなってる様な錯角に(うちだけ???)陥って「正確さ」を忘れちゃってる様な気がするけど、、、、、
それに、東京や日本みたいに小さな土地に沢山の人間が住んでる状況だと、どうしても視界は狭くなって感じなくなってるけど
でも、本当の(正確な)人間の大きさ、世界の大きさって、きっとこんなモンなんだろうな〜って思って
なぁ〜〜〜〜〜〜〜んにもない『シンクヴェトリル公園』の中で、本当にちっぽけなうちは、
ただただぽ〜〜〜〜〜〜〜〜〜っとしてた。
ちなみに『シンクヴェトリル公園』は『議会平原』という意味なんだけど、
アイスランドは、800年代の後半頃にケルト人、ノルウエーを追放された貴族一族など、他の地域からの移民で構成された国。
でも、あまりにも文化、風習などが違い対立ばかりが起っていたので、「皆にとって良い規範」を作ろうという事になり、930年、世界最古の民主議会『アルシング』と呼ばれる議会を発足させ、憲法、法律などを話し合って作り、共和制国家になったそうです。
その議会の開催地がここ、『シンクヴェトリル公園』なのです。
日本は醍醐天皇の時代、平安の頃。
その後、アイスランドはノルウェー、デンマークの支配下に置かれるが、1944年に独立
その独立宣言もここで行なわれている。
そして、余談だけど、アイスランドは世界で唯一ヴァイキングの言葉(ヨーロッパの言語の一番古い言葉だと言われています)が残っている国です。
その事をとても大事にしているアイスランド人の言葉には、いわゆる『外来語』というのはなく、外から来た言葉をそのまま使う事なく全部アイスランド語にして使っているんだそうです。
2001年に行った時の『シンクヴェトリル公園』川だと思ってたら『ギャオ』でした。
2001年とほぼ同じ場所を撮影。同じ2月とは思えない。 雪が全然ない。解りづらいかもしれないけど、雪山の手前の岩山みたいなのが『ギャオ」
レイキャヴィークに戻って、再び市内を散策。
グラフィティー(壁に絵を描くヤツね)とチェ.ゲバラは世界的にブームなのか??
スーパーやレコード屋さん、雑貨屋さんなどで遊んで(高すぎて買えない、、、、、)ご飯を食べて
夜の街を散歩しながらホテルへ。
翌日は早朝5時にホテルを発ってコペンハーゲンへ。
短いアイスランドの旅は終わってゆくのでした。
今度は、やっぱり夏にも来たいし、南部エリアしか知らないので、他の土地へも行ってみたいな〜
前日とはこれ又うって変わって、風は止んでそれなりの良い天気。
あぁ、良かった、、、昨日みたいな強風の中、滝なんかに行った日にゃ〜あーた、
風にさらわれて滝つぼに落っこちちゃうよ〜と心配しておりましたので、一安心。
(帰国後ネット上のアイスランド好き掲示板で知ったけど、前日のツアーは強風で中止になってたらしい)
前回は雪の積もった景色の中をゴトゴトバスに揺られての旅でしたが、今回は雪がなく、グリンダヴィーク周辺にくらべてごつごつ岩の少ない地域を走るので、なんだか西部劇の舞台の様な赤いむき出しの土と
時々見える美しく創られた建造物の様な、真っ白く雪を被った山がマッチしている様な、ミスマッチの様な不思議な光景でした。
前回と全く同じ所を廻ったんだけど、国立公園の『シンクヴェトリル公園』が世界遺産に認定されたためか
どこもかしこも観光地として、よりグレードアップしていた。
『グトルフォス』という滝は、滝そのものも美しかったけど、滝の上に岩場があって、その岩が妖精が住んでる様ななんだか妙な雰囲気ですごくお気に入りだったんだけど、そこがなくなって展望台になってた。
しょんぼり、、、
「ゴ−ルデンサークルツアー」移動中のバスの中から撮影。レイキャヴィーク市内からそう離れていないけど、もうこんな大自然。窓の右側の光景
窓の左側の光景。同じ地域でもこの景色の差は何なんだ??
しかし!!今回のツアーで一番すごかったのは前回は雪のため、途中までしか入れなかった『シンクヴェトリル公園』を歩き、地球の割れ目『ギャオ』を横断出来た事だ!!
「地球の割れ目〜?」って方、説明致しますが、オイラも本当はあんましわかってないので御理解いただけるか自信がありません、、、、
地球の内部からマントルが上昇し、アイスランド島の下で盛り上がって左右に分かれ、水平に進むために割れ目が出来上がります。
それを「地球の割れ目」と呼ぶんだそうです。
なんでも、この様な現象は海面下1〜2kmにあるので地上では観れないものなんですが、地球上で2ケ所、地上に乗り出している所があってそのひとつがここ、『シンクヴェトリル公園』の『ギャオ』なのです。
『ギャオ』ひとつひとつは、数kmの長さ、幅、深さは約30mくらいなんだけど、この割れ目達が繋がって延々とアイスランド島を東西に貫いていて、しかも、この割れ目のお陰で毎日2〜3cmずつ国土が広がり続けていりらしい。
すごいね、、、毎日2〜3cmだって、、、、、1年でどれだけ大きくなってるんだ??
日本にいるとあんまりダイレクトに生き物としての地球に触れる事がないから、こんな話し聞いても
ふえぇぇぇ〜〜となっちゃうだけだけど、こんな事が普通って所で暮らしてたら、人生観とか、自然観とか
うち達とは全然違うんだろうねぇ〜
『ギャオ』の中を歩きながら、やっぱり人間はすごくちっぽけだなぁ〜って思ったよ。
もちろん、人間ひとりひとりの存在は大きいし、その人間が自然を制圧して自然界にあるものを利用して、文明ってもんを築いて、自然界には存在しないものまで創り上げて、、、、
人間はこの世の生命体の中で脅威の存在かもしれない。
でも、全然適わない。
本当に小さい。
この地球にしがみついて、へばりついて、生きてるだけなんだよなぁ〜〜〜なんて思ったよ。
「生かしてくれて有り難う〜」とか、そんな言葉も出ない。
あまりにも視界が広すぎて、世界が大きすぎて、ただただひれ伏すしかないというかさ、、そんな感じ。
東京や日本みたいに小さな国土に沢山の人間が住んでる国だと、どうしても視界は狭くなって忘れてしまうけど、地球の中の本当の人間の大きさなんてこんなもんなんだな〜と思い知らされた感じです。
飛行機で日本からアイスランドだって15時間で行けるし、ネットで世界のニュースは次から次へと、行った事もない国の事でも知れるし
なんとなく、人間はとてつもなく大きく、世界は小さくなってる様な錯角に(うちだけ???)陥って「正確さ」を忘れちゃってる様な気がするけど、、、、、
それに、東京や日本みたいに小さな土地に沢山の人間が住んでる状況だと、どうしても視界は狭くなって感じなくなってるけど
でも、本当の(正確な)人間の大きさ、世界の大きさって、きっとこんなモンなんだろうな〜って思って
なぁ〜〜〜〜〜〜〜んにもない『シンクヴェトリル公園』の中で、本当にちっぽけなうちは、
ただただぽ〜〜〜〜〜〜〜〜〜っとしてた。
ちなみに『シンクヴェトリル公園』は『議会平原』という意味なんだけど、
アイスランドは、800年代の後半頃にケルト人、ノルウエーを追放された貴族一族など、他の地域からの移民で構成された国。
でも、あまりにも文化、風習などが違い対立ばかりが起っていたので、「皆にとって良い規範」を作ろうという事になり、930年、世界最古の民主議会『アルシング』と呼ばれる議会を発足させ、憲法、法律などを話し合って作り、共和制国家になったそうです。
その議会の開催地がここ、『シンクヴェトリル公園』なのです。
日本は醍醐天皇の時代、平安の頃。
その後、アイスランドはノルウェー、デンマークの支配下に置かれるが、1944年に独立
その独立宣言もここで行なわれている。
そして、余談だけど、アイスランドは世界で唯一ヴァイキングの言葉(ヨーロッパの言語の一番古い言葉だと言われています)が残っている国です。
その事をとても大事にしているアイスランド人の言葉には、いわゆる『外来語』というのはなく、外から来た言葉をそのまま使う事なく全部アイスランド語にして使っているんだそうです。
2001年に行った時の『シンクヴェトリル公園』川だと思ってたら『ギャオ』でした。
2001年とほぼ同じ場所を撮影。同じ2月とは思えない。 雪が全然ない。解りづらいかもしれないけど、雪山の手前の岩山みたいなのが『ギャオ」
レイキャヴィークに戻って、再び市内を散策。
グラフィティー(壁に絵を描くヤツね)とチェ.ゲバラは世界的にブームなのか??
スーパーやレコード屋さん、雑貨屋さんなどで遊んで(高すぎて買えない、、、、、)ご飯を食べて
夜の街を散歩しながらホテルへ。
翌日は早朝5時にホテルを発ってコペンハーゲンへ。
短いアイスランドの旅は終わってゆくのでした。
今度は、やっぱり夏にも来たいし、南部エリアしか知らないので、他の土地へも行ってみたいな〜