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整体入門

旦那さんの看病でやっぱり身体が疲れるんで、「緩みたいなぁ〜」と思って、野口整体創始者、野口晴哉氏の『整体入門』を久々に読み返している。

う〜〜〜〜ん、やっぱりすごいな〜この人。
この本は昭和40年代に書かれているんだけど、まさに今、この現代の病を予言してるかの様な言葉の数々に驚かされるけど、それって人が病む、病気になるっていう原理はいつの世も同じ、不変、って事なんだと思う。

一章に『身体全部で生きる事の大事さ』が書かれているんだけど、嬉しい、悲しい、ハラ減った、眠い、っていう様な原始的かつ大切な感覚を鈍らせて生きてると、もしくは、コントロールして生きてると病気になるんだね。
頭でっかちになって、外側からの情報でいっぱいになって自分の内側からの情報をキャッチしなかったり、人と比べて自分を誤摩化したり、、、、
『頭』よりも『身体』の方が心地良い生き方を知ってるんだろうな〜とこの本読んでたらそう思いました。

余談だけど、例えば肺は『憂い、悲しみの臓器』なんだそうで、自分でも全く自覚のない悲しみや憂いが蓄積していると肺が病むらしい。
ちなみに肝臓は怒り、他の臓器はどうだったかな?
全く自覚のない悲しみや憂い、っていうのは、つまり、向き合わなかったって事よね。
その感情と。
ちゃんと自分と向き合ってないと何で病気になるかっていうと、自分の本能が『もっとあなたらしく、あなたがあなた自身を大切にする生き方を選んで下さい』って言ってるからだと思う。

うちを含めて人はたいてい、自分の事ではなく、人の事や自分の外側の事で悩んでる気がする。
本当は人を喜ばせる事よりも、自分が自分を喜ばせる事の方が大事なんだろうに。
愛されるために努力する事よりも自分を愛する事の方が難しかったり、自分の中にある言葉より人の言葉の方がチカラが勝る時もあるし、、、、、

でも、身体は病んでまで他人や外側にばっかり目が行ってる自分を自分に引き戻そうとしてくれている。
感情も含めて、自分のこの身体丸ごとで生きる事、つまり自分をちゃんと生きる事。
それが本当に大事な事なんだよな〜と病室でしみじみ考えた一日なのでした。

旦那さんの病気が治ったら二人で野口整体の道場に行きたいな〜

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