もう幾つ寝るとお正月!
3月28日はバリの『サカ暦』のお正月”ニュピ”です。
この日は外出、火、電気の使用禁止なので、本当に静かで晴れた夜空の満天の星が美しくて、私の大好きなバリの宗教行事の一つです。
空港も閉鎖になるので観光客の出入国も出来ない!
ホテルに缶詰めの1日
3年ぶりのニュピ、楽しみます。
グレゴリオ暦は普通に使っていますが、バリ人にとってメインとなる暦は354日で1年の『サカ暦』210日で1年の『ウク暦』の二つ。
各お寺や自宅の敷地寺では創立祭(オダラン)が210日に1度巡って来るのですが、創立祭の日はそれぞれ違っているので気付けば年がら年中どこかのお寺がお祭りをやっていることになります。
バリ人は自分の生まれ育った共同体がある地域の三つのお寺、女性だったら嫁ぎ先の地域のお寺、職業に関するお寺以外には基本的には行かないものなのですが、私は外人なので、気になるお寺には供物を持ってついついふらふらと入ってしまいます。
私は日頃はウブドというまぁまぁ山側にいるのですが、サヌールという昔からある海辺のリゾート地にビーチに行くたびに何となく気になるお寺があり、ある日供物を持って入ってみました。
入った瞬間、何故か私は崩れる様に号泣。
オノレもビックリ!
1時間くらいしてやっと涙が止まりお祈りをしました。
そしたら、海辺の暑い敷地のどこからともなく心地良い風が吹いて来て私はそれに包まれて気付けば2時間以上も誰も来ない閑散としたお寺に居ました。
「ここは自分とご縁がある!」と思ったので、その日からバリに着いた時、帰る時に必ず寄るお寺の一つにしました。
(バリに着いたら旅の期間中の無事を、帰る時は無事に過ごせた事への感謝を捧げに行ってます。
最初は、近所の芸能の神様に日本での舞踊活動が上手く行くようにとお祈りしていたのですが、数年かけて参拝の主旨(?)が変わって来ました。)
先日、お寺にお詣りに行った時、珍しく地元の参拝者に会い一週間後が創立祭最終日で深夜まで珍しい奉納があるからおいでと教えて下さり、宿をとり供物を作ってウブドからシャトルバスで詣でに行きました。
偶然にも、そのお寺を管理しているお坊さんの甥の奥様が知り合いの日本人バリ舞踊家Hさんだった事が発覚し、オダランに合わせてHさんもバリに来ていて、私は彼女の知り合いという事で儀式の最中のお仕事などの奉仕をやらせて頂きました。
その儀式は、私はウブド周辺では見た事がなかったのですが、サヌールの中のその地域のお坊さん達が集まり御詠歌を歌いながらバンバン、トランスに入るというもので、私の仕事はガムランの演奏に合わせて踊る人、叫ぶ人、泣く人などのトランサー?の間を縫って拝所やビーチに供物を運びお祈りするというもの。
そのうち、トランスが凄い事になり、ついうっかり手が止まり呆然として観ていたら私の踊れる曲が演奏されていました。
そしたら、急にその場にいた数人から「あんた、この曲、踊れる?」と聞かれ「あ〜はい〜」と弱気な返事をしたら「じゃー踊ってよ」と言われました。
衣装も着てない、心の準備も出来てない、第一、恥ずかしい‼︎
でも、大好きで何度も来たこのお寺で踊れるなんて本当に凄い事だわとこの機会を受け取り、曲の途中から踊り始めました。
初めはトランスに入ってる人達に挟まれて踊っていたのですが気付けば周りは誰も居なくなり、私1人が祭壇に向かって居ました。
「私と神様だけの世界」
そんな感じでした。
奉納の大芸能大会で踊らせて頂いた事は何度かありますが、こんなディープな儀式の最中に、しかもトランサーに囲まれて踊るなんて「あり得ねーぇ」な出来事に驚愕しつつも最後まで踊らせて頂きました。
そしたら、拍手喝采!
拍手をしている皆さんの顔をみたら本当に嬉しそうで楽しそうでその顔を見たら、私も本当に嬉しくなりました。
そして寿[kotobuki]のライブと同じじゃん!とふと感じました。
正にライブでした。
翌日、早朝5時からお寺の掃除と片付けを手伝って、最後にお祈りをして濃ゆ〜いサヌール2daysは終わりました。
深夜、儀式が終わってビーチ沿いの宿に帰る時、真っ暗な海のずっと向こうに聖山アグン山の山影がうっすらと浮かんでいるのが見えそれを見た瞬間、私、有難過ぎて涙がポロポロでした。
何で初めてこのお寺に来た時、号泣したのか?
参拝中、いつもは誰にも会うことのなかったこのお寺で、何故、あの日、オダラン情報を伝えてくれた人と会ったのか?
何でここで踊らせてもらえたのか?
そんな事はもしかしたら本当は何の意味もないのかも知れないけど、この出来事は私が人生で通過しなければならない事だったように思えてなりません。
あの日から私の中で、何かが動き始めた感じがしています。
これから何が始まるのかなー?
「何かあっても必ず力を貸すから全力で頑張りなさい」って神様は言ってる気がします。
長文、お読み頂き有り難うございます。
ではではまた。
ナビィ
この日は外出、火、電気の使用禁止なので、本当に静かで晴れた夜空の満天の星が美しくて、私の大好きなバリの宗教行事の一つです。
空港も閉鎖になるので観光客の出入国も出来ない!
ホテルに缶詰めの1日
3年ぶりのニュピ、楽しみます。
グレゴリオ暦は普通に使っていますが、バリ人にとってメインとなる暦は354日で1年の『サカ暦』210日で1年の『ウク暦』の二つ。
各お寺や自宅の敷地寺では創立祭(オダラン)が210日に1度巡って来るのですが、創立祭の日はそれぞれ違っているので気付けば年がら年中どこかのお寺がお祭りをやっていることになります。
バリ人は自分の生まれ育った共同体がある地域の三つのお寺、女性だったら嫁ぎ先の地域のお寺、職業に関するお寺以外には基本的には行かないものなのですが、私は外人なので、気になるお寺には供物を持ってついついふらふらと入ってしまいます。
私は日頃はウブドというまぁまぁ山側にいるのですが、サヌールという昔からある海辺のリゾート地にビーチに行くたびに何となく気になるお寺があり、ある日供物を持って入ってみました。
入った瞬間、何故か私は崩れる様に号泣。
オノレもビックリ!
1時間くらいしてやっと涙が止まりお祈りをしました。
そしたら、海辺の暑い敷地のどこからともなく心地良い風が吹いて来て私はそれに包まれて気付けば2時間以上も誰も来ない閑散としたお寺に居ました。
「ここは自分とご縁がある!」と思ったので、その日からバリに着いた時、帰る時に必ず寄るお寺の一つにしました。
(バリに着いたら旅の期間中の無事を、帰る時は無事に過ごせた事への感謝を捧げに行ってます。
最初は、近所の芸能の神様に日本での舞踊活動が上手く行くようにとお祈りしていたのですが、数年かけて参拝の主旨(?)が変わって来ました。)
先日、お寺にお詣りに行った時、珍しく地元の参拝者に会い一週間後が創立祭最終日で深夜まで珍しい奉納があるからおいでと教えて下さり、宿をとり供物を作ってウブドからシャトルバスで詣でに行きました。
偶然にも、そのお寺を管理しているお坊さんの甥の奥様が知り合いの日本人バリ舞踊家Hさんだった事が発覚し、オダランに合わせてHさんもバリに来ていて、私は彼女の知り合いという事で儀式の最中のお仕事などの奉仕をやらせて頂きました。
その儀式は、私はウブド周辺では見た事がなかったのですが、サヌールの中のその地域のお坊さん達が集まり御詠歌を歌いながらバンバン、トランスに入るというもので、私の仕事はガムランの演奏に合わせて踊る人、叫ぶ人、泣く人などのトランサー?の間を縫って拝所やビーチに供物を運びお祈りするというもの。
そのうち、トランスが凄い事になり、ついうっかり手が止まり呆然として観ていたら私の踊れる曲が演奏されていました。
そしたら、急にその場にいた数人から「あんた、この曲、踊れる?」と聞かれ「あ〜はい〜」と弱気な返事をしたら「じゃー踊ってよ」と言われました。
衣装も着てない、心の準備も出来てない、第一、恥ずかしい‼︎
でも、大好きで何度も来たこのお寺で踊れるなんて本当に凄い事だわとこの機会を受け取り、曲の途中から踊り始めました。
初めはトランスに入ってる人達に挟まれて踊っていたのですが気付けば周りは誰も居なくなり、私1人が祭壇に向かって居ました。
「私と神様だけの世界」
そんな感じでした。
奉納の大芸能大会で踊らせて頂いた事は何度かありますが、こんなディープな儀式の最中に、しかもトランサーに囲まれて踊るなんて「あり得ねーぇ」な出来事に驚愕しつつも最後まで踊らせて頂きました。
そしたら、拍手喝采!
拍手をしている皆さんの顔をみたら本当に嬉しそうで楽しそうでその顔を見たら、私も本当に嬉しくなりました。
そして寿[kotobuki]のライブと同じじゃん!とふと感じました。
正にライブでした。
翌日、早朝5時からお寺の掃除と片付けを手伝って、最後にお祈りをして濃ゆ〜いサヌール2daysは終わりました。
深夜、儀式が終わってビーチ沿いの宿に帰る時、真っ暗な海のずっと向こうに聖山アグン山の山影がうっすらと浮かんでいるのが見えそれを見た瞬間、私、有難過ぎて涙がポロポロでした。
何で初めてこのお寺に来た時、号泣したのか?
参拝中、いつもは誰にも会うことのなかったこのお寺で、何故、あの日、オダラン情報を伝えてくれた人と会ったのか?
何でここで踊らせてもらえたのか?
そんな事はもしかしたら本当は何の意味もないのかも知れないけど、この出来事は私が人生で通過しなければならない事だったように思えてなりません。
あの日から私の中で、何かが動き始めた感じがしています。
これから何が始まるのかなー?
「何かあっても必ず力を貸すから全力で頑張りなさい」って神様は言ってる気がします。
長文、お読み頂き有り難うございます。
ではではまた。
ナビィ