Archive for 2010年11月

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ヨーイチくんご帰還

8月から昨日まで入院していたヨーイチくんが、久しぶりに我が家へ帰って来ました。

とにかく、夏は忙しい事はわかっていたので5月から長期で入所出来る施設を探していたのだけど、ただ一日をぼ〜〜〜〜っと、病気させない様に預かってます的な所ではなく、せっかく長期で入所するんだから目標を持って、リハビリとまではいかなくても、今後の生活に役立てれる様な「何か」をやってくれる、もしくは考えてくれる施設を探したいとケアマネージャーさんと話合い、探したり面接にいったりなんかしてみたけど、近場では、中々なく、、、、、

施設によっては「洗濯は自宅で」って所もあるので近場でと思っていたけど、あまりにないので旦那くんの両親に丸投げしお願いしたら、近所の病院をあたって下さり、そこがすごく良い病院で結果、「全て良し」って感じでこの三月を過ごす事が出来ました。

去年の夏は在宅になる前に近所の施設にいて、そこが自宅で洗濯をって所だったので、ほぼ毎日通い、ツアーに出る早朝に洗濯済みの着替えを持って施設に寄ってから羽田へ、とか、昼間のライブが終わって面会時間終了間際に洗濯物を取りに行ってって生活をしていたわけですが、今年の夏を過ごしてみて、去年の事を振り返ってみたら、よ〜〜〜やったなぁ〜と思いました。

今年はとてもじゃ〜ないけど、本当に自分の事で精一杯で、会いに行こうとも思わない日もあったり、、、、、

でも、ヨーイチくんも病気もせず、心配する様な事もなく、病院の先生、職員さんと、旦那くん両親のお陰で、自分の事に専念出来た夏でした。
有り難や〜〜〜〜

昨日は、退院時に沢山の職員さんに見送って頂き、「よ〜ちゃん、寂しいわ〜」と言ってもらい、何とも幸せな事ではあるな〜と思いました。

どの病院でも退院時は、職員さん、患者さんに見送って頂き、「寂しい」「また来てね」と言ってもらい、「この人、こ〜〜〜んなに好き勝手に生きてるのに愛され上手!!」と少々憎らしい気持ちにもなりますが、何だか良く判らない「可愛い!!」と言わせるオーラがある事は間違いない様で、まぁ、うちもそんなオーラに丸め込まれて「このやろ〜〜」を連呼しつつもやって行けてる様な気がします。


帰り道、タクシーで入間川を渡っている時、雲の隙間から光の柱が沢山降りて来て本当に空が奇麗で「よーちゃん、奇麗な空だね」と指をしたら「うほぉ〜〜〜〜」と大興奮。
窓の外を微笑みながらじ〜っと見ていました。
その表情が病気をする前のヨーイチくんを彷彿させる大人の顔でちょっとどきっとしました。
何とはなしに一回り成長した様な気がします。
お互い、三ヶ月良く頑張りました〜〜


てなわけで、我々、夫婦國貞の夏が終わりました。

ご帰還早々、19日が『結いまーる』でのライブなので一泊お泊まりショートステイが待ってるぜ!!ヨーイチ。
頑張れ〜〜〜〜

そんなわけで皆様、19日のライブ、是非お越し下さいな〜
夏も終わったって事で「枯葉」でも歌おうかな〜←ウソ。

ではまたね〜








   

一段落

でございます。

昨日はライブ盤DVDの音楽編集作業をいつもレコーディングをお願いしている吉祥寺の『GOK』でやりました。
普通のレコーディングの編集と違って、ライブの音源なのであまりいじる必要もないので終電に間に合う時間には終わり、これで、我々が積極的にやらなきゃいけない作業はほぼ終わり、あとはキム・スンヨン大先生の腕にお任せ。

6日のダンスイベントも終わり、DVDの編集もほぼ終わり、一昨日は、はるちゃん、パンダねーさんと旧正月ライブのコーラスリハをし、今回はミーキーが参加しないので2声(うちを入れると3声って事?)のハーモニーへと大幅なアレンジが必要かと思いきや、そうでもなく、とってもいい感じのハーモニーが出来上がりました。
これにホーンセクションとベースが入ったら、尚の事いい感じじゃな〜〜い?
4人でニヤニヤ、ワクワクしながらリハーサルを終えました。

なので、ここ数ヶ月のどたばたの日々が一段落。

して、16日には病院で「こんにゃくダイエット」にいそしみ、(本人はそんな事な〜んも望んでないけどね)何とか1キロ減に成功したヨーイチくんがご帰還。

またしても熱く激しい「このやろ〜〜〜〜」な日々が始まります。


今回、3ヶ月ほど離れてみて自分の中でも色々視得た事もあり、良かったなぁ〜と思っております。

認知症の両親を在宅でお世話されてる方がライブに来て下さって、ちょっとお話したら「眠りが浅くて、二人とも別々の時間に起きて来るのが本当に困るし、辛い。」とおっしゃっておられて、熟睡出来ないって本当にしんどいし、それに終わりがない、変な話、亡くなるまで、もしくは完全に施設に入ってもらうまで続くわけで、それはも〜〜〜〜肉体的にも精神的にもキツいと思う。

でも、我が家は、たまに夜中に起き出してリビングでごそごそしてる時もあるけれど、電気を付けて10分くらい放置して、「ほ〜らもう真っ暗になるよ〜」ってリビングの電気を消したら寝室に戻って来て何もなかった様にスースー寝るので、そう考えるとかなり楽だ。(まぁ、それも数ヶ月暮らして発見した手法で、最初は大変だった)

その方とお話した事がきっかけで、ヨーイチくんがどんな風にこの家で暮らしていたかを思い出してみると、案外、うちが勝手にあれこれお世話してあげたい!!と思ってやっていただけで、ヤツはヤツで寝たけりゃー寝室に行く、本が読みたけりゃー起きて来て本を読む、テレビが観たければテレビの前に座る。と、普通の大人にしてみたら行動範囲も狭く、視野も狭いかもしれないけど、自分の欲求にそった行動をしているわけで、、、、
あんなに色んな事しなくて良かったのかな〜と思ったみたり。


そんな事を振り返ってみたり出来た3ヶ月だったのでまた新しいスタートが切れて良かったな〜と思う。

その介護をされてる方は、ご自身の家庭の事情を良く知らないうちに介護のお話をするという事は勇気のいる事だったと思うけど、そうやって色々お話をして下さったお陰で、うち自身も考える事が出来たので感謝しています。
有り難うございました〜




今日、テレビで局アナが介護体験をするドキュメンタリーをやっていて、興味深く観た。
実際に「自分の身体が自分の思う様に動かせない」という経験をし、介護される側の気持ちを感じてみるという様な体験をしてみるとか、結構目からウロコな番組だった。

その番組の最後に寝たきりの父親の介護の為に仕事を止め、今の自分の全てを父親の介護に捧げている30代前半の女性が登場した。


その方は、自身もうつ病になりながらも父親の介護にやりがいを見出されている様で、うちとは大違い!!だった。


うちは、旦那ヨーイチと暮らしたいと思ったら、いわゆる『在宅介護』の道しかなかったのでその道を選んだけど、介護と言われるもの、夫のお世話にやりがいや生き甲斐を感じてるかと言えば、ぜ〜〜〜〜〜んぜん、感じてないし、出来たら一秒でも早く、何もなかった様に改善して働いて稼いで、世界一周旅行、もしくはバリ島1年間滞在ビサ+諸経費、いずれかをプレゼントしてくれ!!くらい思う。

だからって、辛くてしんどい事ばっかりかと言えばそうでもないし、楽しい時間もあるし、この現状だから判る事、知れる事、「こりゃ〜ヨーイチくんからのギフトやな!!」と思わず感謝する事もある。
そういう意味ではやりがいの様なものはあると感じているのかもしれない。

だけど、なんちゅうかそれは、うち自身が現状をベストな状態にしようというどん欲な意志があるからそうなってるだけで、介護をしたからそう思えるかと言えば、そうではない様に思う。

考えてみれば、人間関係っていうのは(親子や夫婦は特化されると思うけど)「これは人生最大の学びや〜!!」と思える様なギフトをもらったりあげたりしているもんだと思うから、この状況だから拡大されてそう感じているけど、普通の事ではあるしね。


だから、上記の女性の様にやりがいを持って出来る人というのは、天職なのだと思う。
彼女は今後、医療関係の仕事に従事し、介護を仕事にしたいと言っていたのはうなずける。


ただ、その一方で、自身がうつ病という病を負っている事に対して、どう感じているのかがあまりクローズアップされておらず、良く判らないけれど、自身を責める言葉も出て来ていて、それは観ていて苦しかった。


彼女の場合、母親が身体が上手く動かないらしく、介護の全てを一人でこなしているらしいけど、それだけ頑張っているのにも拘らず「私が悪い」と言ってしまうのはどうなのか?と。
テレビでは見えない、例えば親子の関係とか色んな背景がその言葉の中には凝縮されているのだとは思うが、そこに何か救いの手はないのか?と思ってしまった。



例え世間から「自分勝手」と言われても、やっぱりいい意味で自分本位に生きた方がいいんじゃないかと思う。

うちは場合は上手くコミュニケーションがとれないのでそう思うのかもしれないが、例えばうちが、自分の事を投げ打って彼のためにと必死になって生き
「介護こそが私のあなたへの愛の証明なのよ〜〜〜」と思っていたとして、
それをヨーイチくんが
「そんな恩着せがましい愛はやめてくれ〜」と思うか
「しんどそうな顔するくらいなら自分の事やってくれよ〜」と思うか
「その愛上等!!お前はオレ様のために人生を捧げるのだ〜〜〜ゲヒヒ〜」と思うか、
な〜〜〜〜〜〜〜〜んもわからん。
相手本意に生きても、その手応えは得れないし、結論は常に自己満足、自己完結という相手が存在しない虚しいものにしかならないと思う。


でも、自分の事はわかる。

自分がどうしたいのか?何をすれば嬉しくて、どうなるとイライラして、どうやって解消出来るか。

それは、うちだけじゃなく、大概、人は自分の事ならわかるんじゃなかろうか?

うちがパニックになる時は「自分がどうしたいのか?」がわからなくなる時だけど、それも大概、皆そうなんじゃなかろうか?と思う。


一番注目するべきは自分自身なのではないかと思う。

そして、自分の中にあるものと外側の状況との折り合いをつけ、その時のベストな選択が出来る様にバランスをとって生きるという事が大事な様に思います。


そんなこんなで、この時期に色々感じる事、考える事が出来た日でございました。

ではでは、長々と書いちまいましたが読んで下さり有り難うございました〜
次は『結いまーる』でライブでございます。
ライブで会いましょう〜














   

有り難うございました〜

昨日の『ワールドダンスラブ〜その3〜』にお越し下さった皆々様、有り難うございました。

予想を上回る大入り満員で、ご不便をおかけした点が多々あり申し訳ありませんでした。

感想などお聞かせ頂けたら嬉しいです〜


うち的には今の自分の100%を出し切れた爽快感と「あぁ〜また踊りたいなぁ〜」というフツフツ感がもわもわと湧いて来てます。

今回、この半年をかけて「レゴン・ジョボク」という踊りを一緒に練習をして来た友人のフミオとは、踊り始めから最後まで途切れず、ずっと二人で踊り続けていられた感があり、10年以上踊り続けてやっと「レゴン」という踊りの片鱗を感じられた様な気がします。

9月に半ばに5日間(実質4日)という短い時間、二人でバリの師匠のところへ行きココナッツミルクのたっぷり入ったソーメンにあたり、お腹を下しながらも必死に練習した甲斐があったというものです。

踊り終わった瞬間は「一緒に踊る事を選んでくれて有り難う〜〜〜」という想いが心からじんわり湧いて来て幸せでした!!
フミオ〜有り難う〜

花蒔きと「スバリとスグリウォ」でも女官役で踊ってくれたのぶちゃん、祐子さんも、うちのまとまらない、無茶苦茶な要求にいつも「了解」と応えてくれて、本当に二人にも支えられました。
はんなり京都シスターズ、おおきに〜




福島さんは、本当に美しく、そして創作の「スバリとスグリウォ」では、練習中では「兄弟っていうより、夫(うち)と妻(福島さん)って感じ???」と思ったりもしたけれど、本番は完全にうちが負けた!!
お兄ちゃん、負けちゃったよ〜眼力に、、、、
戦いのシーンでは完全に男になっていたなぁ〜
凄いなぁ、、、、

最後のソロの踊りで、うちが勝手に福島さんがそういう想いで踊ってるかどうかも確認もせず「世界が美しく調和のとれたもので在る様に、また個人の心、毎日もそうで在る様にと願いを込めた」と言っちゃったけど、その踊りは本当に慈愛に満ちあふれてて、涙が出そうでした。


福島さんは2年前に股関節変形症と診断され一時は寝たきりになり、それでも人工股関節をいれてしまったら二度と踊れなくなるかもしれないと、その手術を拒否し、色んなボディワークをやって、その後、車椅子、杖の生活を送られ少しずつ改善し、今は、すり減っていた軟骨が戻り、球体ではなくなっていた関節も丸くなり、9月に「検診で撮ったレントゲンを診た主治医から『ほとんど完治だね』と言われたの〜」と子供の様に喜んでいました。

まだ以前の様に、立ってあの激しいオリッシーのステップは踏めないので座って踊られる事が多いけれど、昨日も最後は立たれて踊れる様になっています。

うちは、この2年間、ご存知の様に色んな事があり、全然連絡をとってなく、このイベントをやろうと思って5月に久しぶりに連絡をとってこの事を知り本当に驚きました。

初めての打ち合わせの日、練習や打ち合わせどころではなく、お互いの近況報告でほぼ半日が過ぎてました。
けど、お互い、この様な状況にある福島さんとうちとが一緒に踊る事、踊り手としてのレベルは相当違うし、勉強させてもらう事ばっかりだったのでおこがましいけれど、「この二人だから出来る事」の様に思いましたし、「それでも私は踊る」という福島さんのしなやかで強い強い気持ち、信念にものすごく励まされた数ヶ月でした。

そんな事もあって、「やって良かった」と思えるイベントでした。
お越し下さって、参加して下さって、ご協力下さって、皆々様本当に有り難うございました!!
色んな事もあったし課題も山盛りだけど、うち自身、本当に自信がつき、また次へ行ける予感がしています。

次って何よ?と、お思いのあ〜〜〜た!!
次は、もちろんDVDの発売と旧正月ライブでやんしょ!!

先日、うちのインタビューシーンの撮影で、監督スンヨンの知人が所有する豊洲の高級高層マンションへ行きました。20101107-101101_1337~01.jpg

先ず、電話で「37階に来て」と言われ建物を見上げたら首が痛い!!

うちの生活にこの建物を選択する事は一生ないやろな、、、
高所恐怖症やし。

結局、その後、ニーニーも合流し、何に使うのか知らんけど「下見たら死ぬ!!」みたいなベランダでビールで乾杯してるシーンを撮り、二人とも「早よ、終わらして〜〜〜」と絶叫してました。
が、撮影が終わり部屋に戻った途端「ニューヨークかシンガポールみたいやな〜」と余裕で写真を撮りました。
20101107-101101_1707~01.jpg
(夕暮れが美しい〜〜〜〜)


そんなわけで、エセレブ映像満載(?)のDVD
楽しみに待ってて下さいませ!!


ではでは、またライブでお会いしましょ〜〜〜