Archive for 2008年09月

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あぁ、すご過ぎた

今日は昼過ぎまで旦那はんの面会へ行き、その後、又してもイブ・チュニック イブ・スカールのバリ舞踊のワークショップに行きました。

今日はふたつの踊りを教えてもらったんだけど、2つ目に先日観に行った『ジョゲッ ピンギタン』という80歳過ぎのオバァ、イブ・チュニックのお家芸の踊りを障りだけを教えてもらった。
この踊りは、一人で、魔女、大臣、老女、若い魔女の弟子、ランダ、バロンなどなどを演じ踊る踊りで、今はほとんどの村で廃れてしまい、もちろん観光では観る事も難しい踊りらしい。
うちも前から噂では聞いていたけど、今回の日本公演で初めて観た。


ワークショップの最初にオバァの模範演技があったんだけど、それを観ているうちに、なにやらおでこのあたりがムズムズ、、、、
そのうち、目、鼻の奥がむぎゅと開いて来るのがわかった。
「なんだろな〜この感じ」と思いつつもあまりに踊りがすご過ぎて考えられない。
今まで経験した事のない、その感じがとてつもなく気持ち良く、ずっと味わっていたかった。


オバァはとっても小さくて(チュニックっていうのは『小さい』って意味らしい)可愛らしい人だったけど、20人以上の参加者をもの言わず、音楽に合わせて踊るだけで束ねてしまう、すごいパワーがあった。
そして、ほとんどの参加者にとって未知の形、振り、が山盛りでわけがわからないまま踊っているにも関わらず、とても気持ちが良く、なんだか魔法をかけられていたかの様だった。

子供の頃、貧し過ぎて学校へはもちろん、踊りを習う事など出来なかったオバァは、上演がある度に「ジョゲッピンギタン」を観に行き、いつの間にか覚えて踊れる様になっていたらしい。
「私には踊りも歌も先生はいない」と言っていたし、お孫さんのイブ・スカールが「オバァの踊りはとても自然なもので、オバァにしか踊れない味がある」と言っていた。
凄いなぁ〜
オバァが「踊り」そのものだったなぁ〜


実際自分が踊ってみて、今自分が習っている現代の踊りとは全く別ものですんごく難しかったけど、濃密で楽しい時間だった。
バリ人でもなく、大人になってバリ舞踊を習ったうちは、やっぱり頭を使っている事が多く、身体だけがただ動くって事はそうそうない気がする。
けど、今日は思考が止まるくらい、自分のキャパを越えた踊りだったのでただ動くしかなかったのも良かったのかもしれない。
今まで使った事のないポイントを使って踊った気がして、自分の身体の可能性を感じたりもした。

たまには、空になるって必要な事だなぁ〜
かなりの筋肉痛になりそうなくらい、ハードに動いたけど身体はとっても喜んでいたもの。
頭にある事を具体化するための道具として身体をこき使ってばっかりじゃ〜可哀想だもんね。
今日のこの感じ、忘れたくないなぁ〜

二人のすんばらしい踊り手と主催者、スタッフの皆さんに感謝。

   

卒業

昨日は旦那はんの転院で朝6時に起きて、8時に病院へGO〜〜〜〜
退院手続きやら支払いやら、バタバタと過ごすうち、あっという間に出発の時間がやって来た。

涙、涙そして、何故か大爆笑のお別れでした。
同じ病棟で笑って泣いて、何ヶ月かを共にした患者さん、病院の関係者の皆さん、大勢の方々に見送って頂きました。
國貞くん、幸せ者だよ。
あ〜た、本当に皆に愛されていたんだねぇ、、、、、


車に乗って移動中、色んな事を思い出しつつ「あぁ〜まるで卒業式だったなぁ〜」と思った。
きっとひとつの事を終えたんだな。
頭で色々考えると不安の事だらけだけど、何か気持ちのいい風がさ〜っと吹いたのを、ちゃんと心は感じ取ったみたい。
まぁ、こんな事が何ヶ月も続いているので疲れていないわけがないんだけど、大事な直観は見逃さない様に気を付けないとね〜

いつもご心配下ってる皆々様。
本当に有り難うございます。
必ず、旦那はんが皆さんとお会い出来る日が来るはずなんで、そしたら、「このやろ〜」と羽交い絞めにしてやって下さいな〜
ではでは、またライブでや〜

   

日に日に秋が深まるこの頃、皆様如何がお過ごしでしょうか?


うちは、旦那くんの転院が決まって、やっぱり何やら心にぽっかり穴が空いた様になっておりました。
今日は、今、バリ島から来日中の推定88歳のオバァ"イブチュニック"とそのお孫さん ”イブスカール”のバリ舞踊ワークショップへ行き、本当に楽しくて「あぁ〜もっと踊りたひ〜〜〜〜〜」と思い、心は満たされ穴が大分塞がりました。
やっぱり歌と踊りは偉大だ!!!


穴の原因のひとつは、やっぱり病気から半年以上が過ぎ、リハビリも重ね、想像や願望ではもっと良くなってるはずだったんだよね〜きっと。


がむしゃらに自転車こいで通い続けたリハビリ病院。
朝行って 午後ライブして 夜また病院に戻ってなんて、病院が八王子では不可能だろうなぁ。
必死だった半年が終わったよ。


でも、病院に通って出会った患者さん、その家族さん、病院関係者の皆さんとの出会いのお陰で、今まで感じた事のない感情、考えた事のない事、なかった視点が得れた様に思うし、それは日常では本当に得難い事だったと思う。
そういう意味ではうちも旦那くんも新しくなっているはず。
皆様感謝です。


空いた穴は穴のまんま、起こってる事をそのまま受け取っていれば、流れをせき止める事なく行くべき所へ行けるはず。








   

新しい展開

昨日、今のリハビリ病院から別の病院への転院が決まった。

今の医療システムはリハビリは最大で180日しか受けれない。
うちの旦那はんはもう180日に達したので今のリハビリ病院には居られない。
けど、転院先も中々見つからず、やっと見つかった八王子の病院はベットの空きがなく、180日を越えてしまったんだけど、転院出来ずにいたんだが、昨日決まった。

決まったら決まったで、不安もあるし、6ヶ月も通い続けたリハビリ病院だから、仲良くなった患者さんやその家族さん、お世話になった病院関係者とお別れするのは寂しいではある。
旦那はんも、環境が変わることでピリピリしてるし、うちも新しい展開を前に緊張するなぁ。
もっと今の病院でリハビリを続けられたらいいのになぁ〜と思う。
でも、どの人もこの人も、今の医療システムの中で、与えられた環境の中で努力してるわけだし、我々夫婦も、そこでベストを尽くすしかないんだよね。


かなり余談なんだが、
旦那はんの担当ではないけれど、K先生っていう理学療法士の先生がいて、担当の先生が休みの時などに旦那はんを診てくれるんだけど、その先生の事、最近かなり尊敬している私です。

大きなリハビリ室で色んな障害を負った人が色んな先生からリハビリを受けているのを見るのは結構面白ろい。
患者さんの身体に密着してるのに、心は遠いというか、「患者さんの身体やその人そのものに興味がないんだろうかねぇ〜」と思えてしまう先生って結構いて、二人の心というか気持ちの距離は離れてるので、そのペアーの持ってる空気は薄い感じがするんだけど、K先生は多分密着ぶりが非常に絶妙なんではないか?と思うんだが、空気が濃密になってるんだよね〜
それも、温かくて気持ち良さそうな空気というか、、、、、

理学療法士が何たるか?はうちにはよくわからないけれど、理学療法のリハビリって、すごく人の身体を触ったり、密着したりするリハビリだと思うんだけど、マッサージと同じでそういう事って、「この人なら触られても大丈夫」って信頼感がないと効果がないんじゃないかと思う。
そういう意味では、療法士の「他人の身体を読み取る能力」が問われるリハビリの様に思う。
痛くても「痛い」って表現出来ない人もいるわけだし、それを感じ取れる力があるか、ないかって重要な気がするなぁ〜

いいなぁ〜温かくて気持ちのいい空気。
リハビリ室に入ると、どこかにK先生がいるって伝わって来るもんなぁ
若いんだろうに、すげ〜なぁ〜

うちも歌や踊りでそんな空気出したいし、旦那はんに触れる時もそうでありたいな〜と思うこの頃。
弟子入りしようかなぁ




言語聴覚士の先生が描いてくれた挑戦状 普通すらすらとおすもうさんは描けないと思うので、先生ってばすごい!!尊敬!!

   

昨日に引き続きロイターネタ

何と野生のオカピの撮影に成功!!


昔、ライブの打ち上げで、横浜ズーラシアに「オカピー」っていう珍獣がいるって話を聞いた時、オカピーは夜行性なのでズーラシア開園時間は寝てるから誰もオカピーを見たものはいないって話だったんっす。
オカピーはシマウマと何かを掛け合わせた珍獣で、その「珍しい動物がいるズーラシア」って鳴り物入りの開園だったらしい。
客寄せパンダならぬ、客寄せオカピー
話はガンガン膨らんで
「でも、誰も見た事ないってのは怪しい〜〜よね〜」
「本当はいないんじゃないの?架空の動物???」
「オカピーって本当は守衛の岡田さんとかじゃね?」
「岡田P助とか???ぎゃっはっは〜〜〜〜」
大爆笑でした。

でも、
オカピー実在してたね。


オカピーは守衛の岡田さんじゃなかったんだね。
しかも、オカピーじゃなくってオカピだし。
しかも、掛け合わせた動物じゃないし。
しかも夜行性でもないし。
しかも、赤ちゃんオカピ、ズーラシアで撮影されてるし!!!
http://hy4477.art.coocan.jp/doubutubetu/sou/okapi/opapi.htm
見てる人いるじゃん!!
写真まで撮ってるじゃん!!
ガセネタかい!!


とりあえず、上野動物園にもいるらしいんで、この目でちゃんと見て来ます〜



   

怖い〜〜〜〜〜〜

ロイター通信のサイトを眺めていたら、こんなニュースが。

『インドの少女、欧州での「ビッグバン実験」を恐れ自殺』

なんじゃ?そりゃ?
こんなニュースでした。

 [ボーパール(インド) 10日 ロイター] インド中部マディヤプラディシュ州で16歳の少女が10日、欧州で行われる素粒子加速装置を使った「ビッグバン」実験によって地球が終わりを迎えるとの報道にショックを受けて自殺した。少女の父親が語った。

 警察によると、少女は農薬を飲んで自殺を図り、病院に運び込まれたが後に死亡した。

 父親は地元テレビ局に対し「娘は過去2日、私やほかの身内に9月10日で世界が終わることについて質問をしていた」と話している。

 インドのニュース番組はここ2日ほど、スイス・フランス国境の地下に設置された素粒子加速装置による実験で、世界が破滅するかどうかの議論を多く放送していた。

 大型ハドロン衝突型加速器(LHC)は10日に運転を開始。円周27キロのトンネル内で光速に加速した陽子同士を衝突させ、宇宙が誕生した「ビッグバン」直後の状態を再現することが期待されているが、実験の過程で小さなブラックホールが作り出され、地球を飲み込んでしまうとの懸念も一部で出ていた。


ちょっと待って!!
そんな実験、どこのどいつが誰の許可得てやってんの???
何のためにそんな危険なリスク侵してまでやってんの???

どうやら、こういう事らしい


う〜〜〜〜〜〜〜〜む、宇宙の謎とか、地球や生命誕生の謎とか、様々な解明されていない謎は謎のままでいいんでないかい????
人間の意図や意志を超えた存在に、触れる必要はないんじゃないかなぁ〜と思うんだよね〜
無理矢理触れようとした時、物理学者がどんなに研究を重ねて「大丈夫」と思った所で、我々人間の意図や意志を超えている存在なわけだから、不測の事態は起こり得ると思う。


物理学者には物理学者の言い分もあるだろうけど、悪いけど、うちはこんな実験をする事に何の意味があるのか?と思ってしまう。
少女の恐怖は純粋だし、欧州原子核研究機構の罪は重い。
少女のご冥福をお祈りします。

   

今日はリハーサル

シャイのアニキを交えて、今度の沖縄ナイトのリハーサルでした。
う〜ん、楽し〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜い

アニキってばやっぱりうた巧いなぁ〜

そして謎の演歌歌手『波照間幸子とサバニクロス』の正体もだんだん明らかになって来ました。
なんでもジョニーさんのレコード会社『GINO1レコード』の所属でジョニー先生作のデビュー曲のお披露目に来るらしいですよ。
楽しみですなぁ〜


寿[kotobuki]は沖縄ナイトに8人のアコースティック編成で初参加。
ステージに全員乗れるかなぁ〜やや心配。

この編成のライブで「かけがえのない日々」を歌うと、いつもの二人ぼっちのライブだとすんげ〜声が薄くて寂しくなっちゃうね、ね〜にーにー。
てなわけで、2人編成寿[kotobuki](つまりそれがリアル寿[kotobuki]なわけですが)しか観ていない、そこのあなた!!是非是非観に来てくだちゃい!!


ところで、最近の旦那ちゃんは、相変わらずやる気はないんだが、今まで右の口周辺に麻痺が強くあって、舌の動きも左右均等には動かず、主に左にしか動かなかったし、右の唇の動きが悪いので食後は口の周りに色んなもんくっ付けて、でも麻痺しているのでその事に気が付けなかったんだけども、先日、自分の指でご飯粒を取り、唇の右側を舌をペロンと伸ばしてなめなめしていたのだ!!
どひ〜〜〜〜〜〜〜〜すげぇ!!!
何これ????麻痺が無くなってるって事?????
再確認したくて思わず『アンコール』と言ってしまった。

そんなビッグミラクルもあったのに、、、、、
昨日はあんまりにも聞き分けのない、わけの判らない事をいつまでもギャースカ言ってるので思わず、頭に来て「誰のために皆が必死になってると思ってるんじゃい!!!!」と平手でぶん殴ってしまった。
一瞬「しまった!!!」とおののいてしまったが、全然旦那ちゃんがひるまないので「やかましわい」と怒鳴ってしまい、リハビリの先生に「奥様、落ち着いて」と言われてしまいました、、、、、

良かったよ、「ご主人」とか言われなくて、、、、、、、、

そんな日々ですが、ライブと踊りのお陰で楽しくやれてますがな。
ではでは、沖縄ナイト、お暇じゃなくても絶対来て!!!!

写真と本文は無関係です。