Archive for 2010年03月

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久々なので長文です。

春なのに、寒いっすね。
うちはついに休みをとって4月4日から12日間バリ島へ踊りを習いに行って来ます。

去年8月の旦那くんてんかん発作以来、一日とてのんびり休んでおりません。
ショートステイに行ってもらう時は自分がツアーだったりライブが立て込んでたり、自分の事でてんてこ舞いの時に行ってもらってるので「休み」っうもんがないのよね。
なので、ここらで一発お暇を取らせて頂く事にしました。
楽しんで来ますわ。

綾戸智恵さんの話は、身につまされる話でしたけど、綾戸さんとうちの違いは、うちは綾戸さんほど真面目じゃないって所の様に思います。
うちは、旦那さんのお世話のためにライブや踊りを止めようとは一度たりとも思わなかったし、むしろ、止めたらだめだと思ってました。
母親と夫という違いも大きいとは思うけど、『一緒に生きる』って事は自分を殺して、ずっとそばにいるって事とは違うと思う。
綾戸さんは、そんな事は判ってる方だろうし、安定剤を飲まないとやってられないくらいの大変な状況なんだろうなと思う。
認知症の方や高齢者は昼夜逆転したりするし、、、、、うちなんかより精神的にはるかにキツい状況なんだろうなと思う。

でも、「一年頑張れば」ってもんでもなく、3年続くかもしれないし、10年続くかもしれないし、、、、いつまで、どれだけ頑張ったらいいのか予測もつかない。

綾戸さんは「介護は私でなければいけない」とおっしゃっていたけれど、たまには施設に行ってもらって人にお世話にしてもらう事もお互いのために大事で、家の中の2人だけの濃密関係のままずっと日々が過ぎて行く事は自分だけじゃなく、相手も開放されず苦しいのかもしれないよ、と思ったりするこの頃です。
まぁ、それも人によるとは思うけど、、、、


ところで、オキナワにまつわる2つの事をお知らせします。
ひとつは、普天間移設問題についてです。
うちは上にも書きました通り日本にいないので参加出来ませんが、最低でも県外移設と公約を掲げながら県内移設案も公然と飛び出す内閣に対し抗議を行ないます。
参加しないくせに申し訳ないのですが、お時間がある方はどうか参加のほど宜しくお願い致します。
また、友人、知人などにお知らせ下さいませ。


「県外移設」の不履行は絶対に認めない!

● 4月6日(火)〜9日(金)沖縄県民(ウチナンチュ)が官邸前へ集結し、鳩山政権に対して「非暴力」で公約遵守を求める意思表示をします。

● 民主党支持者を含め、「県内落着」はおかしいと考える市民(ヤマトンチュ)のみなさん、集まった沖縄県民(ウチナンチュ)に温かい声をかけるとかカンパをするとか、「非暴力」で彼らを応援してください。3000人以上の市民が足を運んでくださることを期待しています。

● ただし、組織的動員はご遠慮ください。どういう組織・団体に所属されていてもけっこうですが、誰かに指示、命令されてではなく、個人の意志、責任で応援してください。

● 4月6日(火)の午前10時30分からスタートさせる予定です。

● スタートに先立って4月2日(金)に沖縄で記者会見を行います。

● 呼びかけ人
安里英子(基地・軍隊を許さない行動する女たちの会)、
  安次富浩(名護市民)
金城 実(彫刻家)
知花昌一(読谷村議)
真喜志好一(建築家、「琉球国・建設親方」)

● 本土側呼応者
足立満智子(千葉県成田市議)
今井 一(ジャーナリスト)
島田清作(元東京都立川市議)

鈴木 力(編集者)
(3月28日現在)


もうひとつは竹富島リゾートホテル建設計画についてです。
詳細はこちら
『竹富島憲章を生かす会』のサイトをご覧下さい。
辺野古、白保、と同じ様に(多分八ツ場ダムの問題もだろうけれど)島民を分断させる建設計画となっております。

たまにしか行かない観光客のうちは「そんなもんいらんよ」と思うが、島には島の切実な事情があるんだと思う。
あるんだと思うが、、、、

例えば、宿泊客が減ってどうしようも無くなった時、ホテル側は、いざとなったら撤退すりゃ〜いいのかもしれないが、いらない建物と環境汚染の進んだ海や自然だけが残された島民はどうすりゃいいの?
誘致しましょうと言ってる側にも、そうなったらどうするの?と聞いてみたい。

沖縄には『島ちゃび』という言葉がある。
それは『離島苦』という意味で、医療や物流や色んな面で離島で生きて行くのは大変だという事は昔から言われていたんだと思うし、実際の苦しさは暮らしてみないとわからない事なんだろうと思う。
ただな〜島の暮らしを豊かにして行く事、その手段が必ずしも開発だけではないと思うんだけど、、、、、


ちょっと話はそれるけど、以前、那覇パレット久茂地前で「基地はいらない」主旨のビラを友達と配っていたら、軍用地主のおじさんに「お前らみたいなのがいるから沖縄はいつまでたっても貧しいままなんだ。沖縄を想うならいますぐこんな行動はやめろ」と言われたので「軍用地主なんですか?」と聞いたら「それの何が悪い」とこれまた突っかかって来たので「もしもアメリカが『今後、アメリカは一切の軍備を破棄し、戦争をしない平和な国になります』と宣言し、在日米軍が撤退したらあなたはどうやって収入得ようと考えているんですか?」と聞いてみた。
答えは「そんな事は絶対にありっこない。アメリカがそんな国であるわけがない」というものだった。

絶対に変わらないものなんて、この世界にないよ。
昨日と同じ明日は来ないように、永久に変わらない安定なんてないし、アメリカが軍隊の廃止をするかもしれないし、皆、自身を癒せる様になって「癒しの島」なんて必要なくなるかもしれないし、、、、、
そうなった時、そこには何が残るのか?って事も考えておかなくてはならない事の様に思うんだけど、、、、


ではでは、踊り三昧の12日を過ごして来ます。
帰国後は18日、アースデーでライブします。
おなじみのピースマイルステージです。
ではでは、またね〜

   

2010の大掃除

皆様〜大分春めいて参りました〜
先日のワールドピースナウでお会いし方々、有り難うございました〜
短い時間でしたけど、ぎゅぅううううううううっと凝縮した何かが伝わり返って来てる感じのするライブでした。
スタッフの皆様もお疲れさまでした〜有り難うございました。
20100322-20100320150352.jpg
(高江Tシャツブラザース発見!!)


ところで、2010。
前から申しております様に、なにやら新しい風がふわ〜〜〜〜っと来ています。
それを何か目に見えるもので現したら?と思ったら、大掃除だ!!!と思い、旦那くんにはショートステーイにお泊まりして戴き1週間かけての大掃除。
古くて今の自分には合わないものよ、さようなら〜
ついでに旦那くんの大荷物も少し整理。

しか〜〜し、片付けがへたくそなわたくし、、、、、
一時は『泥棒入った???』と誰かに言われそうなくらいに散らかり様。
今は散らかってはいますが、整理中と判別付くくらいにはなりました。

新しい風を我が家へ〜
風通しの良い空間を我が家へ〜

旦那くんが戻って来てもうすぐ5ヶ月。
だんだん暮らし方も判って来て、模様替えも必要かな〜と思っていたのでいい機会となりました。

長年リビングの壁にかかっていたのは『みいや』という友達の書いた『Hope』という絵だったんだけど、何となく、今は違う気がして、去年の9月に石川でライブをした時いらして下さった『かずさん』がライブ中に書いて下さった絵を飾る事にした。
すごいいい感じ〜〜〜〜〜〜
ちょっと飛んでる感じがいいんだよね〜
うちも飛ぶよん〜〜
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ちょっとアップ20100322-100322_1057~001.jpg


てなわけで片付け、頑張っておるわけですが、ひとつお願いがあります。
プリンターのインク、ファックスのインクリボンが余っております。
旦那くんが仕事で使っていた機械のもので我が家のとは規格が合わないものなのでどなたか必要な方にお譲りしたいのですが、欲しい方はサイトの問い合わせからメール下さいませ。
無料です。
EPSON IC4CL42 (ブラック、シアン、マゼンダ、イエロー4色パック)1箱
ICBK22 1個
  ICM22 2個
  ICY22 1個
ICC22 1個

22シリーズまとめてでも(何故かマゼンダが多いですけど)オッケ〜です。

ファックス用インクリボン
シャープUX-NR5A4 A4 30m 2個

新品なので捨てるのはもったいないし、お店に返すなんて出来るわきゃ〜ないし。
どなたかもらって下さいまし〜〜〜〜〜〜

宜しくお願いします〜

ではでは、引き続き、片付けに入ります。
ではでは皆様、またね〜



   

楽し過ぎた夜♪

昨日は「初夏?」と思う様な天気だったのに、今日は寒い朝でしたわね〜
身体の調子が狂っちゃうね。

世の中の桜はまだかいな〜♪
散歩に行かない旦那くんのために買った桜が我が家は満開〜
一足早いお花見を楽しんでま〜す。




昨日は、友達のバリダンサーでありガムラン奏者であるMちゃんが習ってるガムラン教室のお稽古に踊りで参加して来ました〜。

5月の発表会でBarisと言う男踊りの曲を演奏するんだけど、本番は日本在住のバリ人が踊るんだがその前に色んな踊り手さんで練習してみたいと誘ってくれたのでした。

バリの男踊りは、ガムランは基本的には同じ旋律を繰り返すパート幾つかで(多分3つ)1曲が出来ていて、踊り手が合図を出し、太鼓の奏者が「次の展開に行くぞ〜」っていう合図のリズムパターンを叩いたらガムランが付いて行き展開が変わるというものなので、踊り手に依って曲の長さや展開が少しずつ違っているというダンサーの個性が全面的に現れているという面白さがあります。

うちは、Barisを習ってはいたものの、旦那くんの発病〜レッスン休止〜復活〜転院〜休止〜復活〜発熱入院騒動〜休止と、もう最初に初めてから4年くらいは経つんだけど、バリと日本で先生に習った時間ってのは多分合計2〜3ヶ月分くらいだはすで、Barisは3つのパートで出来上がってるものなんだけど、未だ最初のパートしか出来ない。
しかも、もちろん、そんなうちが生のガムランで踊れる機会などあるはずもなく、昨日は練習とは言え、生で踊れる絶好のチャンス!!

なんだけど、ずっとテープのすでに出来上がった演奏に合わせて踊る事しかしていないうちに、太鼓の人に伝わる様な合図が出せるんだろうか??と不安になりながらも、日本人師匠に習いに行く時間もなく、、、、、、
発表会のために練習する生徒さんのためになる様に踊れるんだろうか????う〜〜〜〜〜ん不安。
一人、色んな踊り手のビデオを観ながら研究。
ん〜〜〜〜〜〜だけども、バリに留学してる人でも何度か生演奏で踊ってみない事には身体で理解出来ないってものだから、こんな付け焼き刃のビデオ作戦で出来る様になるわきゃ〜ないわ、と思って、これはMちゃんの先生である太鼓奏者さんに色々教えてもらうくらいの気持ちで、そして楽しんでやろうと決め、昨日、ある意味一か八かでやってみました。


結局、Barisだけでなく、Legongという女性の踊りも踊って約2時間近く生ガムランで踊りっぱなし〜
すんごい楽しかったです。
Legongは、うちの気持ちの盛り上がりと演奏の盛り上がりがど〜〜〜〜っと波の様に盛り上がりの波長があって来てすんごい気持ち良かったっす。
いいガムラングループやなぁ〜と思いました。

Barisの何回目からか「これは、なんちゅう楽しさや〜〜〜〜〜!!これは楽しすぎるぅうううう」と思って相当ハイになって来たんだけど、悲しいかなナビちゃん43歳、気力で体力は補えませんでした、、、、しょぼん。
太腿が疲れて低い体勢でも重心移動がキツくなり、トホホな踊りになってしまひました。
あぁ〜〜〜〜〜悔しいなぁ〜もっと練習して体力付けたいな〜
でも、今の課題もはっきり視得て来て、勉強になった楽しい有意義な本当にいい夜でした。
音工場の皆様、感謝です。

先生に「合図、すごく判り易かったよ〜」と誉められたので、バリと日本の先生の教え方が本当に上手かったんだな〜と二人にも感謝。
感謝、感謝の夜でした。





   

裁きたい人々???

先日、我が家の近所で道に迷った。
大丈夫かぁぁぁぁ?私?
そしたら、こんなにたわわに実る春がありました。

(たわわやねぇ〜)
通った事のない道だっただけでめっちゃ近所でしたわ。


週刊誌とか病院や銀行の待合室でしか読まないので、本当のところ、どうか書かれているのか知らないけれど、電車の吊り広告に、今話題の愛子さまの不登校(なの?)問題の見出しを見て、げんなりした。

要するに、不登校にした犯人はこいつらだ!!みたいな感じで学校と、暴力癖があると噂されるあの児童はこんなやつ、みたいな、犯人探しと叩きの見出しだったんですけどね。
そんな風に裁いたり暴いたりする事がそんなに大事な事なんだろうか?


ニュース番組を観ていて思うのは、もっともっと深刻な問題で学校に行けない子供は沢山いるんだと思うんだけど、その子供達が、こんな風に社会や地域やもしかしたら家族から関心を持たれているか?と言ったらそうでもない子供もいるんじゃないかなという事。
まぁ、過剰なくらいに関心が注がれ過ぎるのも「辛い」と本人達は思ってるかもしれないけど。
6歳になったら小学校に行き、中学、高校へと進む事が当たり前になってるこの国で「行かない」事を(本人は「行けない」と思ってるかもしれないけれど)選ぶって事は相当な事だと思う。

子供はどんなに今置かれている環境が劣悪であっても、自らの意志や力でその環境を変える事や変える事を選ぶ事が出来ない。
子供は、親や大人の都合に振り回されてると言っても過言ではないと思う。
だから、大人はよ〜〜〜〜〜〜く考えて選択、行動をしないといけないし、それが子供に対しての責任なんだと思う。

学校に行けない、学校で暴力をふるう、いずれにしろ、子供は何かのサインを発してるわけで、我々、大人が何かおかしいんだと思うな。
そのサインに対して、大人がどう向き合って行くかを試されているんじゃなかろうか?と思うし、世の中の不登校と言われる子供達にも同じように、近くにいる大人達の関心が向けられる事を願っている。



そして政権交代後の大手柄とでもいいますか?
アメリカとの多岐に渡る密約の数々とその文書の紛失の問題。

琉球朝日放送に土江さんという女性ディレクターがいらして、数年前に彼女が制作を担当した、当時毎日新聞の記者で沖縄返還についての日米間の密約をスクープし、その後、国家反逆の罪で起訴された西山さんの事を番組にしたのを観た。
その問題は結局、西山さんが外務省の女性事務次官を愛人にし、そこから密約を嗅ぎ付けた事(密約を嗅ぎ付けたから資料を入手するために愛人にしたのかもしれない)が発覚し、裁判は一気に密約問題よりも男女問題にすり替わってしまった。
それは、意図的に積極的にすり替えたのだと思うけれど、国家が国民を欺いてアメリカに都合のいい条約にサインをしたという事実を隠蔽し、暴かれた事さえも隠蔽した事に比べたら、事務次官との密通に依って情報を得た事など大した事ないと思うんだけど、当時のメディアはその潮流に乗ってしまい、今に至ったわけですよね。
しかも、スクープ記事を書いた西山さんよりも外務省の事務次官という立場で、どんどんと愛人(しかも新聞記者の)に資料を提供していた女性事務次官の方が「国家への反逆」としての罪が重いんでないかい?と思うが現実は逆だった。


その番組は確か、ドキュメンタリー特集みたいので放映したんだったと思うけど、その後、古館伊知郎の番組でも取り上げられていたので観た人は結構いるかもしれない。

報道機関に居る人達は、誰もが「西山さん」になる危惧を抱えていた方がいいんじゃないかと思う。

事実がどうかも判らない事に目くじらてて、それで雑誌がバカ売れするのかと言えばそうでもない事にエネルギーを注いでどうする?と思うし、そこに人の目が注目する事柄というのは意識していようがいまいが、結局、「これは私たち自身の問題なんですよ」という事を孕んでいるからなんだと思う。
朝青龍の問題にしても「品格、品格」というけれど、外国人力士に伝える『日本人の品格』というものが我々にあるのか?という事なんだろうと思う。
記者だけに限らず、我々全員が問われているわけですよ、きっと。


何が言いたいのかわかんなくなって来ちゃったけど、出来れば、問題が解決する糸口になる様な、人助けになる様な記事を書いていただけないものか?とこの様に思うのでございます。

ではでは、皆様、またライブでお会いしましょう〜





   

『コノヤロ〜』は愛の言葉?

雨、続きますなぁ〜〜〜〜〜〜
おまけに地震。
ハイチ、チリ、と続いて今度は台湾。
人間は何でも意のままに出来る様な気に無意識でなってるけど、天候やらなんやら、どうにも出来ない事ばかり。

どうにも出来ない事ばかりと言えば、旦那くん。
あぁ、イライラするよ〜イライラするねぇ〜
毎日、毎日、同じ事の繰り返し。
いい加減覚えろや
食事の後は歯を磨く、口の周り、手を拭く。
めちゃくちゃ汚れた衣類は取り替える。
ご飯の時はテーブルの上の本は片付ける。
月曜朝10時はリハビリの時間。
いちいち抵抗してんじゃ〜ねぇ!!コノヤロ〜

旦那くんの様な脳障害(「高次脳機能障害」と言うんですけど)を持つ人は、失った能力も経験を積み重ねる事で学習し、また出来るようになる事がある、って言うんで、
『口の周りが汚れて気持ち悪い→奇麗に拭く→スッキリする。』
『テーブルの本を除けられる→ご飯を食べ終わったら元通りに本が並ぶ』
という様に、判り易い結果が伴った経験を日々積み重ねれば、何年後かには自分で出来る事は増えるんじゃ〜ないかと思って、お互いイライラするのは判ってても根気強くやるしかないな〜と思ってやってるわけですが!!
「コノヤロ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」の連続です。


よ〜〜く考えると、自宅に戻って来た当初よりは全然協力的になってるし、服を着替える時なんて、着替える服を見せると自分から脱いだり着たりする様になって、歯磨きなんて倒れた後入院したリハビリ病院では、も〜〜〜ピラニアと格闘みたいなね。
歯ブラシは噛むし、それを取ろうとすると指を噛むし、、、、、
指を喰いちぎられそうになったのは、うちと看護婦さんと介護師さんとリハビリの先生と、、、、、殆どの職員が犠牲になったはずです。
そんなだから、次に入院した病院ではほとんど磨いてもらえなかった。

今では歯ブラシを見せると口を開けてくれるし、歯の裏側まで磨ける様になったし、それを考えると随分と楽になったもんですよ。
少しずつでも経験が積み重なってるわけですよね。

そうなんですけどねぇ〜〜〜〜
毎日、毎日、とにかく最初は抵抗で始まるわけですよ、でっかい身体で大暴れ、、、、、
毎日、何回もだからねぇ〜
本当、おかーさんグッタリって感じ。
でも、うちも全然負けてないので、最初は「はい〜シャカシャカしたら歯がスキッリだよ〜」と言ってますけど2分くらいでタイマー切れて「コノヤロ〜いい加減にしろや〜」を連呼してます。
座右の銘は「コノヤロ〜」
「コノヤロ〜は愛の言葉」だからね〜なんちゃって。

本当は彼は彼で「嫌な理由」があり、それを言ってるだろうけれど、判らないし、嫌でもやらないといけない事もあるし。
歯なんて、病後2年半くらい、ろくすっぽ歯磨きしなかったもんで虫歯になり、それがついに割れちゃったもんね。
しかも、バナナ食べて、、、、
その割れた歯の根の処置で5月には歯科大で全身麻酔で手術ですよ、、、、
あのヤローが治療中、おとなしく口を開けてるわけがない。

何で「やらなくちゃいけない事」って認識が出来にくいのか、全然判らないけど、本人の『脳力』の問題だからうちが焦っても、イラついてもどうにもならない。


でもなぁ〜何だろうね〜
むっちゃイラついて、「コノヤロ〜家から放り出すぞ!!」とか思っても、寝顔を見ると安らかな気持ちになるし、
ヘルパーさんに来てもらって外出してる時、ふっと「ヨーイチくんはどうしてるかな〜?」と気になるし、家に戻ってリビングでヘルパーさんと帰りを待ってる姿を見ると抱きしめたくなる。
ついつい「おりこうさんにしてたかな〜」とか言っちゃう。
冗談でよく旦那くんの事を「ジャンボベイベー」って言ってるんだけど、夫っていうよりは自分の子供みたいになってる感じがする。
良くも悪くも。


今日は旦那くんが一日中、テレビにかじりついていたので、お昼にドラマの再放送を二人で観た。
それは、奥さんに先立たれた男性が落ち込んでつい万引きしてしまったという事件とその背景の物語だったんだけど、そのドラマを観ているうちにふと「ヨーイチくんってば、今、うちが死んだらどうすんのかな〜」と思った。
どうすんのかっていうよりも「ナビィが死んだ」って事が先ず認識出来るんだろうか?
待っても待ってもナビィは帰って来ないって事をどう認識するんだろう?
判らない。

深くて、くら〜〜〜〜〜〜〜〜い闇にとっぷり入ってしまった。

やっぱり、「自分の妻は死んでしまった」と少しくらいは泣いて欲しい。
一緒に行った場所の事や、過ごした時間を懐かしく思い出して欲しい。
「妻」として思い出して欲しい。
思い出してくれるのかぁ????お前さん!!!!

そんな事を思ったら泣けて涙が止まらなくなった。

泣いてるうちを見て、旦那くんが「うははは〜」と笑ったので、ムカついて「何で笑うか?コノヤロー」と相変わらず言ってしまったのでした。

愛憎入り乱れて(?)今日も明日もあさっても「コノヤロ〜」の連呼は続くのでしょうか?
でも、うちもいい加減学習して今年の夏頃には連呼しなくなっていたいもんです。


(最近のお気に入りは『暴れん坊将軍』非常に興味深そうに観ています)