Archive for 2009年10月

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こりゃ〜大変だわ〜

旦那くんが自宅に戻って3日が経ちました。

初日は大変だったけど、大旨、穏やかに時間は流れておりますが、、、、

失語症があり、右手の麻痺があり、病院と違って取りたいもの、触れたいもの、色んなものがあるのに思う様に身体が動かない。
それを言っても解ってくれない。

そんなイライラが募るのか、時々激怒り、、、、、
夜中だろうが、早朝だろうが、お構いなしの激怒りがものすごい怒号なので、あたしゃ〜この賃貸のお家を追い出されるんじゃ〜なかろうか?という、不安と
「お前〜〜〜、毎日の様に病院へ行き、なだめすかして「リハビリを頑張ろうよ〜」とうちなりに支えて来たのに全然言う事聞かず、今頃になってこんな八つ当たりするんじゃ〜ねぇ!!」という怒りと、一体、うちの日常はいつになったら平穏になるのかよ〜というため息が、ついにないまぜになり、2日目の夜に爆発!!
そこには阿鼻叫喚の世界が広がっておりました。

いや〜追い出される日も近い???

大変だ〜こりゃ。


でも、こんな事がずっと続いて自分がつぶれそうになったら、また離れて暮らせばいいんじゃ〜ないの?と思ったら気が楽になりました。


夫婦だからね〜
一緒に暮らしたいし、っていうか、離婚を決意するくらいお互いを嫌になって許せなくならない限り一緒にいるもんだと思って結婚してるわけだから、おまけに2年近くも病院にいてやっと帰って来てまた離れて暮らすなんて、考えられない〜〜〜〜〜〜と普通は思うんだよねぇ。
うちもそう思うし。

でも、自分がつぶれたらおしまいだよね。
冷たい様だけど、彼自身の問題だもん。
まだ若いし、色んな変化は必ずあるだろうけど、この身体と付き合っていかなきゃいけないのは彼だから。
彼が少しずつ自分を受け入れてゆく日々をサポートする事くらいしかうちには出来ないね。


だけども、意外や意外で、出来る事沢山あるし、コミュニケーションが上手く取れなかったので、時々自分には手の届かない遠い所へ旦那くんが行ってしまった様な気がしたりもしていたけど、案外元気だった時と変わっていない所もあって、驚きの連続でもあります。


起きて、ご飯食べて、コーヒーを飲んで、、、と倒れる前と同じ様な日常がある事は何よりの幸せです。

旦那くんは今はウトウトうたた寝中。

うちは、沢山の人達から心配してもらって、気にかけてもらって、ケアマネージャーさんも頻繁に電話をくれて、いつも買ってた自然食品屋のおじさんは「買い物に出られない時はいつでも配達するよ〜」と言ってくれ、お互いの両親からのサポートもあり、幸せな事だと思っています。
何より、身体が不自由でも元気でいてくれる旦那くんがいる事は有り難い事です。
感謝しています。
有り難うございます〜

ではでは、またライブでお会いしましょう。

明日は大和で。
して来週末はいよいよ「沖縄ナイト」2連チャンです。
横浜はおなじみ『サムズアップ』で、今年なんと10周年。

中野の桃園会館はなかなか雰囲気のある面白い会場です。
うちの三線教室のメンバー『島唄クワッチー』と旧正月ライブでおなじみ『クワッチーダンサーズ』も出ます。
お暇な方も、そうでない方はお暇を作って是非、来て下さいまし〜
予約はホームページからお受けしています!!

ではでは、またね〜


旦那の帰りを待っていたコーヒーカップが大活躍〜












   

新しい暮らし

今度の火曜日、27日から旦那くんとの二人の生活が始まるのだ〜ハムニダ。

この間、発熱、痙攣騒動で中断していた自宅へ外出をしてみた。
彼の様子をみて、やっぱり2階建てのこの家、車椅子を使えないこの間取りで暮らすのは可哀想だな〜とは思ったけど、先ずはここに戻ってから考えようと思う。


新しい身体
新しい能力
新しい暮らし

「私が出会って大好きになった彼とは別人の今の彼」と思うと切なくて苦しくて悲しくて、でも、彼は生きていて確かに、ここに存在しているのに、どうしても元気だった頃の彼に会いたくて沢山泣いたし、自分の運命を呪ったりもしたけれど、それが癒されたのはやっぱり、生きて、変化し続ける彼が傍にいるからなんだろうと思う。

無くなったものも沢山、
でも、新しくなったものも沢山。


この間、韓国に行った時、初めて来た何故か懐かしい国で、「うちは彼の一番の理解者になりたかったんだ」という事に気が付いた。

でも、うちが「理解してあげたい」と思っていた事の殆どが、うち自身が世間様に理解して欲しいと切望している「うち自身の問題」だった事に気が付いた。

よ〜〜〜〜〜〜〜〜く考えてみたら、彼がうちに何を望んでいるか、それが本当によ〜〜〜く解ったのは、ハラの底まで五臓六腑まで染み渡る程理解出来たのは、今年の7月の発熱騒動の時だったし、「お前さんの為なんだよ〜」と罵倒したり、なだめたり、すかしたりしながらやって来た事の殆どを彼は喜んでなかったし、、、、
理解者になってね〜〜じゃん。
して、「どうやら理解してあげれていない自分」を責めていたんだよねぇ、、、、


「理解者にならなくてもいい」と思った時の爽快感は忘れられない!!!
南山に登って、「うおりゃ〜〜〜〜〜〜〜ならなくていいんだぜ〜〜〜〜〜〜」と叫び出したいくらいの気持ちでした。


よ〜く考えてみたら、今の彼がうちに望んでる事は、元気だった時から変わってない気がする。
そう考えると、「な〜んで元気な時に優しくしてあげれなかったかねぇ」と自分の勝手さを責めたくもなるけれど、新しく出会い直しをしたんだと思えば気も楽。
ここから、信頼関係を深めて行って、夫婦になってくしかないよね〜
時間は戻らないんだから、、、、


介護疲れで殺人ってニュースを聞いたり、読んだりすると身につまされるし、「人に甘えられない、こんな怒りん坊のイラチのうちが、人のお世話なんか出来るのか、、、、」と不安になって、暗い闇の中にぽつ〜〜〜んと立ってる様な気持ちにもなるけれど、未知の世界への不安はつきものだし、この2年、旦那くんの事を通して、新しい自分と出会い培った智慧を信じるしかないわなと思う。
何度、不安になっても、この答えに行き着くので、これが真理という事なんでしょう。

して、多くの人達からのサポートがある事を感謝して、自分自身の一番の理解者である事と、のめり込みすぎない様にと旦那くんに怪我をさせない様に、の、この3点を気を付けて、やって行くしかない。

道は続くのだ〜


てなわけで、皆様。
うち自身の生活は変化しますが寿[kotobuki]とバリダンスは続けて行きますので、今後ともどうぞご贔屓に〜
ではでは〜またライブで会いましょう〜








   

週末の出来事♪



ハロウ〜
忙し過ぎて宣伝するのを忘れてて、すっかりはるちゃん、パンダねーさんに不義理をしてしまった(ごめんなさい〜〜〜)16日の『バリナイト』と17日の熊本市内でのストリートライブにお越し下さった皆様、有り難うございました。

『バリナイト』は庄野真代さん主催の『国境なき楽団』が9月にバリ島へ行き、その報告会。
はるちゃん、パンダねーさん、は楽器がほとんどない国の子供達に楽器を届ける仕事をこのNPOの中でやっていて、今回はバリ島、ウブドの養護施設に行き、子供達と交流して来たのでした。
そこで、真代さん、はるちゃん、パンダねーさん(HAL&PANDA)のライブとトークの前に友達と2人で踊らせてもらいました。



先日の大船観音で踊った時の男組の先頭二人で、今までガンガン膝を開いて、ガスガス踊っていたので、今回、あえて、女性らしい踊りを踊ってみようと思い『プスパメカール』という花撒きの踊りをやってみました。

うっかり『オカマメカール』にならない様に気を付けたつもりなんだが、帰り際にはるちゃんに「ナビコの今日の踊りは男の踊り?女の踊り?」と聞かれたのでうっかり『オカマメカール』になってしまったのかもしれん、、、、
う〜〜〜む、、、、
また11月に踊るので精進せねば。

でも、楽しかったわん〜
有り難うございました〜


して、17日は、SHYのアニキが誘ってくれた熊本の「ストリートアートプレックス熊本/EXTRAVAGANZA・2009」に出演して来ました。
寿[kotobuki]初熊本!!

うちは修学旅行以来です。
懐かしいな〜
同室だった子が、夜中に「お土産に買った朝鮮飴が食べたい」とうるさいので『朝鮮飴のうた』を作って歌った事を強烈に思い出しましたが、結局食べたのか?どうかが思い出せません。


うちは母方が福岡で、親戚も祖母や叔父も、福岡、佐賀、熊本、長崎に住んでいたりもしたので、そんなに遠い所ではない感じがします。
忙し過ぎて、熊本ラーメンや馬刺なんていう名物は食べれませんでしたが、これは旨かった!!
『太平燕(たいぴーえん)』

(ど〜〜〜して写真だと旨そうに見えないかねぇ〜?)
春雨と野菜のヌードルですが、熊本発祥らしいです。
あっさりの中にコクがあり旨かよ〜

うちが東京に来てアルバイトしていたジャズ喫茶で知り合った、同じサックス仲間(その頃はサックスをやっていたのさ〜)の先輩が結婚して何と熊本におられて、20年ぶりに再会しました。
ひ〜〜〜〜〜〜〜懐かしい!!
お互いのあまりの変わってなさに大爆笑!!
先輩、忘れてなくて有り難う〜

ライブは、ストリートなんで、やってるうちに人が集まって来て、盛り上がるって感じでしたが、熊本の人はこのイベントが8年続いているだけあって、こういう風に音楽を楽しむ事に慣れている感じがしました。


アニキは、8年前の初回からものイベントに出演していて、随分と前から「寿[kotobuki]と一緒にライブをさせてくれ〜」と主催の方にお願いしてくれていたらしいです。
有り難うございます〜アニキ〜
呼んで、お世話して下さった主催者、実行委員の皆様も有り難うございました〜〜〜〜〜〜

寿[kotobuki]、SHYと続いて、最後にセッションしましたが、したたか楽しかったです。
11月の沖縄ナイトも楽しみです!!


ライブの会場となった商店街に、気になるナイスなお店を発見!!
桶の店『おけまつ』

多分、由緒あるお店なんだろうが、殆ど商品がなく、それでいてものすごい存在感を放ってました。
もっと近くで写真撮りたかったし、お店の中にも入りたかったんですけど、オケ買わされそうなんで止めました。



今度はもうちょっとゆっくり行きたい。
温泉も浸かりたい〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ではでは皆様、次は『ゆいまーる』でお会いしましょう〜



   

息子部長de作戦会議

今日はスンヨン宅で、韓国ライブの上映会をしつつ今後の作戦会議を行いました。


先ずは韓国から帰国して以来、会ってなかったスンヨンと妻と四人でビールで乾杯。
会議のはずだのに…


その後、ヨン様推薦だったかプロデュースだったか上品なマッコリ飲みながら、スンヨン母の手作りのうんまいキムチを食べながら、妻の愛妻鍋を食べながらソウルをブラブラの映像を観る。

ちょうど一月前、たった一月前の事だのに、やけに懐かしい。
はぁぁ〜〜〜
楽しかったなぁ〜

なんかさ〜自分が現地の人とコミュニケーションをとってるのを映像で改めて観てみると、会話が成立してるのかどうなのか怪しいのに(いや、してないはず)欲しいものはキッチリ手に入れてるわけさ。
約20年前、初めてバリに行った時、日本人であれ台湾人であれ、会話が成り立ってなくても欲しいものを手にしてるのはいつも『おばちゃん』だ!と気づいた時を思いだし、
『あ〜そうか〜うちも、もう、、、そうなのか〜〜〜〜』と何となく目頭が熱くなりましたとさ。


ライブの映像はスンヨンが手持ちで撮ったのを中心に観たんだけど、カメラの内蔵マイクで撮ったとは思えない音質。
ナ〜イス!
ライブも改めて観たらいいライブだったしオーディエンスの表情もすごく良かった!
この映像が残せて良かったと思うんで、スンヨンとの再会に感謝感謝なのでした。


食後、スンヨン息子も参加して今後の作戦会議。


息子部長も、ウーとかダーとか積極的に自分の意見を述べてました。
有り難うございます〜


来年のライブDVDの製作、リリースが楽しみになって来ました。
皆様も期待してお金貯めて待ってて下さいなー
一人20枚くらい買ってみるのもいーんじゃない〜?
オホホー


ではではまたライブで会いましょう〜



   

秋のお薦め本

台風、相当でかかった様ですけど、皆様大丈夫ですか〜?
阿佐ヶ谷周辺は夜中は大雨、午前中は強風でしたけど、自転車乗れるくらいだったので大したことなかったんだはず。

久しぶりにお薦め本です。

うちのブログなんかで紹介したからってそうそう売れたりしないと思うが「ブログで紹介して下さいな〜」と本を下さる方が最近おりんすよ〜

扶桑社のKさんからもこの本が送られて来ました。沖縄繋がりという事でしょうかね〜?


西表やまねこ診療所
岡田豊 著  扶桑社


この本を書かれた岡田さんは、大学病院の外科医として忙しい日々を送りつつも違和感を感じ「もっと患者に近い医療現場で働きたい」と望む様になり、そこで選んだのが「へき地の診療所で働く」という事だった。
職場を探してめでたく西表島の診療所に勤務となった。

大学病院の様な高度医療中心の職場なら必ずあるであろう医療設備もなけりゃ〜、どうにかある設備も台風で停電になったら使えない、そんな職場で、しかも外科医一筋でやって来た岡田さんの患者は、老若男女、島人から観光客。
急性アル中から脳卒中から、虫さされまで、誰が何時、どんな状況でやって来るかわからない。

専門分野一筋でやって来た人が、突然、総合医として働くっていうのは、それはものすごく勇気のいる転職だと思うし、この1冊の本の中には書き切れない経験や想いもあると思う。
「患者に近い現場」という理想郷にたどり着いたけれども、そこには「ここでは治療は不可能」というへき地診療所の現実と、日本の現代医療の闇の様なものにぶち当たってもいて、その時の葛藤や無力感などはここに書かれている言葉だけではないであろうな〜と想像する。

そんな8年の格闘と島の人達との交流の日々が、まるで風が吹くかの様にさら〜〜〜っと書いてある。
魅力的な一冊でした。


今の日本は昔だったら死ぬしかない病気も医療技術発達のお陰で延命が出来る様になり、でも、そのお陰で、難病を抱えたまま生きる事を余儀なくされたり、後遺症や合併症など、病気を複雑にしているし、それとは別に化学物質過敏症や太陽の光に対する過敏症など普通に暮らす事が困難な人もいたりして、どんどん高度医療が必要な社会になっていると思う。
確かにそれは必要だとは思うんだけど、それ以上に必要なのは「安心して診てもらえる」という事の様な気がする。

この西表島の様に沖縄や各地方の離島やへき地には、高度医療を必要としていても受けられない人は沢山いるはずだし、沖縄の場合は那覇に行けば治療が受けれるんだろうけれども、それに伴う金銭や身体のリスクは大きいから、離島だろうがへき地だろうが都会だろうが、そういう医療を必要としている人がいつでも受けられる様な制度は必要だと思う。
でも、「病気になっても安心して診てもらえる人が傍にいる」と思える事も必要な事なんじゃないかと思う。


岡田さんの場合、元々素養があったのかもしれないけれど、「安心して診てもらえる人=岡田医師」と島人に思われる様な医者になったのは、やっぱりこの『やまねこ診療所』の環境と島人が彼をその様な医者に育てたんじゃないかと思う。

高度医療が充実している環境作りも重要だと思うけれど、そのような人材の育成、医療従事者の教育も本当に重要な課題だと思う。

どうでもいい話だけど、うちが男に生まれたらやってみたかった事のひとつ「棒術」など島の芸能を散々学べてる事がうらやますぃ〜〜〜〜〜〜



チベットチベット
金昇龍(キム・スンヨン)著 河出書房新社



寿[kotobuki]の結成25周年記念のライブDVDの映像監督、スンヨンの書いた本です。
身内を誉めて、最終的にDVDの宣伝なんじゃ〜ないのぉ?と思われたらシャクだが、いい本と思うのでお薦めします。


元々この「チベットチベット」は映画になってて、その映画とリンクした書き下ろしの本なんだけど、映画だけでは感じられないスンヨン「素」が色んな意味で感じられて、彼を知ってる者としては面白かったけれど、知らない人でも充分目からウロコが飛び出る様な本なんじゃないかと思う。

内容がバレたらつまんないので細々とは書きませんが、チベットの現状を撮影するための2年間の放浪の旅の最後に彼が「在日韓国人でいる事をゆっくり味わおう」と思うに至った変容ぶりや、そうなるまでの過程や人との出会い、感情の振幅など、民族とか国家を越えて「人はどう生きたらいいのか?」という問いにひたすら全力で向き合ってる感じが、いろんな人にとっていい刺激になる本なんじゃないかと思う。


この本を出版する事や映画制作を通して彼が願っている事は「チベット民族と国家の存続」なので、
チベットの現状や、人々の想いは丁寧に書かれているし、チベット人に寄り添おうする彼の行動が書かれている事で、例えば亡命するチベット人がいかに死ぬ思いで決行しているのかが良くわかるとか、など、チベットの問題を書いた本としても、とてもいい本だと思う。
うちも、彼の様に自分の身体でチベットを知ってるわけではないが望んでいる事は同じだし、それは中国人だけが意識が変わればいいのではなく、中国を取り巻いてる世界が変わらなければと思うので、先ず、知って感じて、自分の出来る行動を長く続ける人達が増えて行くためにも、多くの人に読んで欲しい一冊です。

そして、もちろん色んな感情を持った在日がいると思うけれど、「こんな風に感じて暮らしているんだ」って事を知れる本でもあります。
色んな事を言う人もいますけど、現状は在日韓国、朝鮮人をはじめとする多くの「日本人以外」の人達が暮らしていいるのが事実で、その人達の語る日本も「日本の姿」
だから、日本人として彼らがどう日本を感じているかを知る事はとても大切な事だと思うので、この切り口からも読んで欲しい一冊。
お断りしておきますけど、誹謗中傷したりする言葉は全然ありませんので。
念のため。


そして、やっぱりこの本で一番「!!」だったのは、放浪の旅のはじまりと終わりに訪れた彼の故郷「韓国」でのエピソードだ。

大爆笑!!!


言葉で語られていないし、うちの勝手な思い込みだけど「オレって韓国人で良かったな〜」って思ってる気がする。
そんな感じがするから、すごくこの行が好きなんだと思うな。
なんていうか、大爆笑だから好きなわけじゃなくて、何か「希望」を感じるんだよね。


この間、スンヨン家族とソウルを歩いている時、スンヨン息子がスンヨン妻に手をひかれ、よちよちしてる姿を見て「ここは君の祖国だよ〜」って言葉が出て来て、自分の言葉に何故かすごく胸が熱くなって泣きそうになった。
その理由は全然、その時は解らなかったけど、この本に感じる「希望」をスンヨン息子に感じたんだと思う。


チベットの問題は大きい。
でも、人は必ず変われるし、人が変われば、選ぶものも変わり、社会も変わる。
そういう意味では人が生きているという事が「希望」であり、全ての「種」なんだと思う。



この2冊に共通しているのは「変容」
変容する男達とでもいいましょうか?
自分の身体を通して社会や世界の闇を知り、そこに関わる事で自身が変わり、多くの人を巻き込んでいるという点で二人の人生はとても似ていると思う。

そして、やっぱり、人は誰しも「やるべき事」があり、それは多分、「やりたい事」なんだろうな〜と思う。


うちも今、大きな夢がぽわん〜と膨らんでます。
その事を考えると、何やら目がキラリ〜ンとして来ます。
また、この夢に関しては書きますね〜
多くの人の協力が必要なので〜
フヒヒ〜


てなわけで、秋の夜長、「変容する男達、その自身の人生に対する愛と信頼」に関する(?)2冊の本。
読んでみて下さいね〜