旦那さんの近況
もう入院して約一月近く、、、、、
寂しくて、泣けてしまった。
あんまりにもうちがブログに旦那の事を書かないので心配されてしまったので近況を。
旦那さんは炎症が元で脳に膿がたまり、その上左脳がむくんで右脳を圧迫してるというので、大きな総合病院に転院して脳外科で手術をしたのです。
手術は成功して膿もきれいに取れたし、むくみも少しずつ小さくなっている。
術後3日ほど昏睡状態が続き、今は意識が戻ってはいるけれど目は開いていても、どこを見ているのかわからないし、呼びかけても反応しない。
昏睡の次の段階にいるらしいけど、脳の修復に全力投球中なので、他の事が出来ない状態だ、と医者やリハビリ専門医が言ってた。
これは、なんか目が覚める様な言葉だったな〜
うちも、旦那さんのお母さんも、目が開いてから次の状態へなかなか改善して行かないので、時間が止まっている様に思えて、何となく不安だったんだ。
やっぱり脳内なんて目に見えるわけじゃないし、少しずつ変化してても判らないもん。
でも、見えなくても身体の中は受けたダメージの修復を必死にしているんだね。
時間は止まっていないんだよね。
生きているんだもんね。
昨日からリハビリの一環として車椅子に乗せられてむりやり病棟内をドライブ。
見たいのか見たくないのか、本人の意志は判らないが夜景や景色を見せるけど、反応なし。
しかし、ロビーのテレビの音には反応したり、リハビリの先生が足をマッサージすると気持ち良さそうにしたり、やっぱり寝たきりよりも身体を起こした方が反応が大きい。
あと、不快らしき事をされた時の『何すんねん?』みたいな表情がおもしろい。
あんまり面白い顔なんでついつい皆笑ってしまうけど、本人大真面目で訴えてます。
今の旦那さんを見ているとなんだか赤ちゃんの様ですよ。
生まれたばかりの赤ちゃんの目ってどこか遠くを見ていて、まだ完全にこの世界にいない、何パーセントかはまだお母さんの胎内なのか、他の世界か、どこか、こことは違う所にいる様な感じがするでしょう?
そんな感じがする。
今入院している病院は偶然にも彼が生まれた病院。
そこで、頭を切開して膿を出し、ひと月以上も寝てたので「歩く」「食べる」事を訓練をする、というまるで生まれた後、うち達が当たり前の様に通った道をもう一度歩くんだよね。
なんだか不思議な感じする。
生まれ変わって帰ってくる気がする。
早く帰っておいで〜