週刊「ナビィ、の部屋」第47号
春でする〜
はいたい!!お元気?
すっかり春だね。あぁ、幸せ。
ところで、イラクで誘拐された人達も無事解放されて良かった。
本当に無事で良かったなぁ〜
うちは、今回の事件を通して本当に政治家ってもんが嫌になった。
心底嫌になったわ。
ブッシュ、小泉の他政府関係者の「我々の判断は正しかった」という演説、コメントを聞いて「やられた側はどう思うか」という視点が全く抜け落ちてる事にただただ驚くし呆れる。
アメリカ人がむごい殺され方をするのも、邦人の誘拐事件もこのような人達のバカバカしいまでの一方的な「正義感」が大きな原因だと思う。
彼らの様な立場の人間は自分の保身のために「間違っていた」とは決して言わないものだ。
でも、彼らの保身のために犠牲になるのはうち達だと言う事は忘れちゃ〜いけないね。
こんな人達に「我が国は」みたいに語られると迷惑しちゃうよ。
「こんな人と私を一緒だと思わないで!!」って世界に向かって叫びたくなる。
うち以外にそう思ってる人沢山いるでしょうけど、、、、
今回の誘拐事件の責任者は、先ずイラクを混乱させた人、戦争を起こした人にあるし、イラクの民間人に「武装しなければ」と思わせた人にある。
確かにフセインはひどかったかもしれないけど、イラクの一般人が悪かったわけではない。
うちが「こんな人と同じじゃない」と叫びたい様に、イラクの国民だって叫びたかった人はいたと思う。
「私はフセインと同じじゃない!!」と
にもかかわらず、劣化ウラン弾を落とし、街を破壊し、フセインたったひとりを裁く為におびただしい数の人を殺し、その後も屈辱的な占領を続けている。
相手が世界最強の軍隊で、不条理と思える暴力的な行為で向かて来られたら、うちが、今のイラク人の立場だったらゲリラに参加するかもしれない。
心は憎みでいっぱいになると思う。
うちは、誘拐された人達に全く責任がないとは思わない。
うちだったら、もう少し時期をずらしたのにと思う。
ただ、本当の問題や原因はほかにあるのに、彼らが軽率で無責任な人間だったからこの様な事件が起きた、という、責任転嫁の政府の論調や報道に本当に怒りを感じる。
今アメリカでは「イラク攻撃が正しかったのか?」という議論がなされているし、「大量破壊兵器はなかった」という見方が有力になっている。
そんなアメリカを支持しイラクを踏みにじった国としての責任は、小泉総理ほか内閣の皆さん、あなた方にはないのか?
こんな人達への憎悪が日本国への憎悪になり、今回の様にイラクへ支援に行った人達が誘拐される様な事になったのだと思う。
あまりにも一方的で、おのれのやった事をほんの少しも省みず、『自己責任論』という言葉をくり返す無責任な人々に、反吐が出るこの頃です。
うちは今回の事件をこのように思っていますが、みなさんはどうですか?
「事件」という現象が起こるのは『やり方が間違ってますよ、何かが違ってますよ』というしるしなのではないか?と思うのです。
だから、今回の事件についても、もっと色んな議論がされるべきだし、色んな意見が出て来ていいはずと思います。
して私達は「何が間違っているのか?」を知るべきだ、と思います。
この事件を無駄にせず、ここからうち達は学び、前へ進みましょう。
戦争をくり返しても、何も有益なものはない事をうち達はもう充分分ってるのではないでしょうか?
みんなで知恵を出し合って、前に進みましょう。