週刊「ナビィ、の部屋」第46号
みんな、いい顔!!!
春だよ〜〜〜〜〜〜〜んって思ってたら、か〜寒いねー
こういう不安定な天候がかなり人の身体や心にストレス与えてるらしいよ。
よく休んで、良いもの食べて、ストレスに負けない様にしましょうね〜
去年の1月、江田の『クウカラ』でアフガニスタンのチャリティーライブをやりました。
その時のライブをCD化して、なんと1年で1000枚完売しました。
経費をのぞいた200万をアフガニスタンのストリートチルドレンが通う学校『アシアナ』に送る事になりました。
買ってくれた人、広めてくれた人、お店において下さった各お知り合いの店長さん。
みなさま、本当に有難う。いっぺーにふぇーでーびたん。
昔、大阪で「識字学級100年」っていう識字が日本に広まった100周年の記念イベントに出演した事があった。
子供の頃、貧困や色んな理由で学校に通えず、文字の読み書きが出来なかった人達が識字学級に通って読み書きが出来るようになって、作文を書いてそれが冊子になって配られたのを読んだんだ。
みんな「一番嬉しい事は自分の名前が、自分で書ける様になった事です」って書いてた。
「先生有り難うございました」って、嬉しい、嬉しいって、自分の世界が広がったって、どのページをめくっても、おじぃ、おばぁがそう書いてた。
うちは当たり前に学校に行って、自分の名前はおろか、目に写るもの、音に聞くもの触れたもの、文字に出来た。
それが当たり前だと思って、何の疑いもなかった。
こんなにも沢山の人達が何年も自分の名前さえも読めず、書けず、例えば役所に行っても銀行に行っても誰かに書いてもらっていた事なんて知りもしなかったし、知ってびっくりした。
そして何よりもびっくりしたのは、自分で自分の名前が書けるって事が、これほどまでに嬉しい事なんだな、って事だった。
アフガンのストリートチルドレンが通う学校に募金する為にライブをしたいから出演して、って言われた時、最初に思い出したのはおじぃ、おばぁのあの作文だった。
きっとアフガンの子供達も自分の国の文字で、自分の名前を書けたら嬉しいんだはずな〜
そう思った。
おじぃやおばぁが言った様に、子供達の世界も広がるはず。
文字を習って、数字を知って、沢山の事を知るでしょう。
嬉しかったこと、哀しかったこと、夢や希望や、友達の事や、そして、自分の名前を彼らは書くことでしょう。
何度も、何度も書くでしょう。
CDを買ってくれたみんなが、遠いアフガニスタンの子供達の未来を支えてくれました。
それは、本当にすごい事です。
反戦運動も大切と思いますが、同じくらい大切な事と思います。
その事をどうか忘れないで下さい。
あなたが意識してもしなくても、アフガニスタンのアシアナに通う子供達と繋がっている事を、忘れないでいて下さい。
うちも今回の事で、繋がる事が出来た。
本当に嬉しい。本当に有難う。皆様、神様、有難う。
2004.3.20 アメリカ、イラク攻撃1年の日に。