週刊「ナビィ、の部屋」第41号
「神の島」
4年前、『オキナワナイト』に声をかけてもらって以来、「シャイのアニキ〜」と呼ばせていただいとります、那覇市首里出身のシンガー、シャイさんと、お友達の久保田さん(久茂地で居酒屋『くぼたや』を経営)と3人で縁あって沖縄知念村「久高島」に行って来ました。
久高は琉球人発祥の島と言われる島で、『アマミキヨ』『シロミキヨ』という神が久高の地に降り、久高や他の沖縄の島々を創り、琉球人を産み、五穀を伝えたという伝説があり、小さな島には、本当に沢山の拝所があり、一年を通して様々な祭祀が執り行なわれている。
王朝時代には国王、王族が一年に一回久高を参るというしきたりもあったり、この島は昔から「神の島」と言われておるのじゃ。
うちは昔、久高によく行ったんだけど、ある年をさかいにまったく久高に行けなくなり、行こうと思っても船が欠航したり、事故渋滞にあって船に間に合わなかったり、、ウチナンチュの友達に言わせると「呼ばれてないんだはず」との事。
納得したうちは「行ける時が来たら行けばいいさ」と思っていたわけ。
して、今回はそういう流れだったんだはずね。
前の日まで4日間くらい結構な大雨が続いてたのに、その日は朝からいい天気。
不思議な事があるもので、久高出身の友達『ナビィ』さん(こちらは本名)に港から「島に行くよ〜」って電話したら、「私も今から帰るさ〜」と、ふっと見たら、乗ろうと思った船にナビィさんが乗ってたり、東京から旅行に来た友達に島の食堂でばったり会ったり、、、、、不思議であるさ。
シャイさんが友達から紹介してもらった島のノロ(神女)の真栄田さんと、アメリカから来たユダヤ人の女性と、通訳のイギリス出身の男性と5人で島の拝所巡り。
こんな所でユダヤ人の女性と出会うのも不思議な感じだった。
うちは、英語が得意じゃないから、その通りかどうかわからないけど、「私はユダヤ人として世界の聖地を回りたい」という様な事を言ってた。
彼女はすごく真剣に、ひとつひとつの拝所のある意味を聞き、手を合わせてた。
すごく繊細をそうな、そして、ものすごく真摯で純真な感じの人で、観光でここに来た、っていうよりは何か深い意味があってここに来た人なんだろうな、って感じがした。
うち達と出会った事も含めて、沖縄や久高に縁がある人なんだね、きっと
真栄田さんが最初に案内してくれたのは、七つの海とすべての島々に住む、すべての男達の平安と子孫繁栄を、人類が未来永劫絶える事なくつつがなく命が続いてゆく事を、久高の女性達が千年前から祈ってるという拝所だった。(もちろん女性のそれを祈る拝所もある)
「あなた達の命が今あるのは、千年前からの祈りのお陰よ」と真栄田さんが笑って言ってけど、うちは何かすごい気が遠くなるような、それでいてものすごく安心した。
うち達が知ろうが、知るまいが、例えばオーストラリア人が知ろうが知るまいが、地球上の誰もが知らなくても、ここでは密やかに
私達の命の無事と繁栄を、ずっとずっと、気の遠くなるような時間祈られていたんだよねぇ、、、、
私の命も、皆の命も、何の縁もゆかりもない久高の女性達が、知らない内に祝福をしてくれ、幸せを願い、この命が繋がって続いてゆく事を祈ってくれてる。
なんかさ、ものすげ〜〜〜〜幸せにな気持ちにならない??
うちは、すごいなったよ。
今うちは、転換期にいて、未来への期待や、「絶対楽しくなるはず」って予感もあるし、心の深い所で「必要」って思って選んで、変化してる事は理解してる。
でも、やっぱり不安もあるわけでさ、、、、、
転換期って、古い自分と新しくなろうとする自分とを行ったり来たりして、すごく揺れるしね、、、
だから、この時期に久高に行けて良かったなぁ、と思うよ。
支えのひとつになるもの。
シャイのあにき〜が誘ってくれてよかった。感謝だね。
そうそう、11月28日(金)ちむ屋でのシャイライブにナビィがソロでゲストで出ます。
久高エネルギーを大放出(?)
来てね〜〜〜〜〜〜