週刊「ナビィ、の部屋」第27号
〜妖怪達との遭遇その2〜
『世界妖怪会議』は、何て言うか「これって会議??」って内容だった。
多分内容的には『水木しげる大いに語る』って感じだった。
ファンの話しだと、あんなによく語る先生は珍しいそうで、「今日は絶好調だった」って、それはそれは皆様、驚愕!震撼!!大歓喜!!!って感じでした。
亮さんなんて心なしかうち震えてたもんなぁ、、、、
水木先生は何ていうか、、、「あなた様こそ妖怪?」って感じだった。
先生の他に、荒俣宏さん、京極夏彦さん、多田克己さん、「妖怪ロード」の仕掛け人、境港の黒目さんがパネラーとして参加してたんだけど、他のパネラーさんの話し全然聞いてないし、答えにくい質問がふられると急に補聴器が壊れたり、、、
よくいる沖縄のおじぃって感じもするけど、、、、、
かなり先生中心の、気分、勝手、わがまま放題、4人のファンを従えて境港弁で語りまくってた。
そもそも、何で境港が「妖怪」なのか?
それは水木しげる先生の生まれ育った町だからなの。
先生の「妖怪感性」はこの境港で育まれたものだ。
この日の先生のお話は「この土地と自分と妖怪」ってのがテーマだった感じだったから、良かったのかもね。
『のんのん婆』っていう信心深いおばぁに育てられた先生は、「目には見えない、この世界とは別の世界が必ず存在する」と信じる様になる。
世界には宗教とは違う、土着的な信仰、宇宙感が在る。
それはやっぱり、それぞれの土地の風土、空気に合ったものだと思う。
先生のそれは、やっぱり裏日本と言われる日本海の、あの土地の空気感から生まれたモノの様な気がした。
朝、目が覚めて窓から見た、海と朝もやがかぶった対岸の島根県の山々と、、、
何だか日本書紀の世界、神話の世界の様だったもの。
瀬戸内では見えない、感じない光景だもん。
目に見えてるモノの奥のずっと奥に、宇宙の不思議、命の不思議を見た昔の人々は。ものすごい想像力を使ってドラマにして、その不思議を共有しあっていたんだなぁ
妖怪や妖精や幽霊や、、、そんなモノものが本当にいるのかどうか?はうちには解らないけど、何だか「人間の神聖さ」を見た様な感じでした。
肝心のうち達のライブはどうだったか、って言うと、、、、翌日27日の午後。
今年一番の寒さと風と、時々降る雨やひょうの中、野外のステージで寒さにプルプル震えながらのライブでした。
うち達も寒かったけど、観てる人はもっと寒かったと思うよ。
でも、ライブ中、大雨も、それまで時々吹いてたふっ飛ばされそうな強風もなく、無事に怪我も機材の故障もなく、終了。
これって、妖怪神社の御利益かなぁ?サンキュー神様。
そういえば!!境港にもなんとうちなー料理屋さんがあった!!
伊是名出身のマスターがやってた。
境港ですするうちなーすばも粋なものでした。
マスターも寒い中ライブ観ててくれたよ。にふぇ〜
今回、何から何までお世話になった「野々村電機工業」の、ののさん、奥さん感謝してます。
また行きたいにやー
ライブ終了後、内も外も妖怪の絵がなぐり描かれた「妖怪きたろう列車」で米子へ、
最後の最後まで妖怪の街なのでした。