声の力は偉大なのだ！！
　その声を聞けば、どんな気持ちを想い起こすか？というのは人それぞれ違うと思うけれど、「うた」の性にして泣けたり、元気になれたり、、、、

　力のある声を聴けるのは幸せだ。

　最近『コーラン:KUR'AN』のCDを買った。

　初めての海外旅行はアメリカだった。

　NYのメトロポリタン美術館で『アジア、シルクロード展』っていうのを見た時、アジアの美術、文化と言うのは、西洋とは全く違う繊細さを持ち、何より『色彩』の感覚が全然違ってる事に初めて気が付いた。

　そして、やっぱり自分にとって馴染み深いモノである事も、その中でも特にアラブ、イスラム美術の美しさに心がワシ掴まれてしまった。

　帰国してからアラブの音楽を探して聴いたり、映画を観たり、バリにひと月滞在した時、下宿の近くにモスクがあり、毎朝、しかも早朝スピーカーを破る勢いで流れて来る声に叩き起こされたり、、、、（その時はさすがに参ったけど、今となったら、懐かしいなぁ、）

　御存じの通り、うちはムスリムではないけれど、自分の中に、自分なりの形でイスラム文化が吸収されてる気がする。

　久しぶりに吉祥寺の『はるばる屋』に行って、書籍、音源コーナーを見たらば、「オオオ〜最近はコーランもCD化されてんのかい？」と思って、手に取ったら買ってました。

　特殊ジャケットが美しいィィィイイ（写真を御覧下さいませ）

　メッカの光景なんだろうか？

　ものすごい人の渦が祈りを捧げてる写真もある。紫の夕焼け（多分）の空の色も美しい、、、、、

　で、やっぱり『声』

　あぁ〜〜〜、なんてええ声なんでしょ、、、

　力強くも切ない様な、何とも言えない祈りの声。

　寝る前に聴いてます。心地良いよ。（そのせいなのか？解らないけど、最近すごく夢を見る、すごく明瞭なヤツ。）

　神に近付く、神を感じる為に人々は祈ったり、歌ったり、踊ったり、絵を書いたり、、そんな事をするのだと思うけれど、でも、どんな宗教的な芸能、芸術も人間の「善く生きたい」という切望が込められてると思う。

　そして、自分の力だけでは現す事の出来ない「自分の中の善」を、「神様の為に」という力を借りて出してるモノ。出せるモノ。それが、芸能、芸術だと思う。

　それだけじゃーないかもしれないけど、多分みんな同じって気がする。

　みんな自分の中の神的な部分に触れていたいのだと思う。

　秋になって、夏を乗り越えたミントがもりもり育ってます。

　そして、いい香り〜〜たまりません。

　食欲の秋、楽しみましょうぜ！！

　ではまた〜〜〜ライブで会いましょう。