(写真=温井さんの左隣りがビクターのショウジさん、右隣りがカワサキさんです)
レコーディング日記完結編。
うぉーーーー感動の最終回だねーーーー。
レコーディング作業の全てが終わって何と3日もたってます。すみませぬ。
皆しゃん、レコーディングっていうのはですねー、ひとつは録音、もうひとつはトラックダウン(もしくは“ミックスダウン”とも言われる)これは録音する際、色々な楽器は音量や音の奥ゆきとか色々なものがバラバラに録音されます。それを整理し音の像をつくる作業です。
そしてCD化する際、マスタリング(レコードだとカッティング)というアルバム一枚を通しての音のバランスを決めたり、曲間の長さを決めたりする作業をします(ここまで終わっちゃったよ)。
この3つが終了してあとは盤が出来ればCDディスクの出来上がりなのです。
今回は今までのと違って、生々しくものすごくチカラがあふれていて、それでいて「余裕」を感じるであろうアルバムです。(寿ってライブは生々しい気がするけど、CDって違うよねー)
「継いでゆくもの」を作って、それがリリースされたことで寿のワッターネットは広がり、そこから又新しいうたが生まれた訳だけど、 最近解ったことだけど寿のルーツを探す旅を「継いでゆくもの」を作ることで始めていたんだねー、と思った。
今回は「島」って単語は出てくるけど、沖縄色っていうのはほとんどない。三線も島唄もない。でも寿の根っこ、ルーツは沖縄だと確信し、なんだか安心したからこそ作ることが出来たアルバムだと思う。だから音的には全く違うけど、ナビィの中では「継いでゆくもの2」なんだ。
今回の精神的なテーマは愛だったり、やっぱり島からもらったものだったり、だけどサウンドのテーマはそぎ落としたホネのあるシンプルなものを目指した。とにかくシンプルを心掛けました。
シンプルにしたからこそ、あと「うたのチカラ」これに命かけた。かけたよーあたしゃー。
「うたのチカラ」っていうのは、結局バックを固める音のあり方も含めてなんだと思うけど、とにかくうたがいいよー。あと、にーにーのギター涙もんだよぉぉぉーーー。
50万枚売って印税でタカノさんにママチャリ(笑)買ってあげないといけないので、皆さん、EveryBodyグスヨー買ってくだされっっっ。
よろしくねーーーーー。
トラックダウンは1曲2時間〜4時間はかかるので、1日3曲やってた。
ナビィはエンジニアの寺田さんの音作りに大感動!!! ああステキー。
「この曲はこのアルバムの中でこんな風に存在して欲しいかと思って」とか「ここを聴いて欲しいと思ってそれを生かしたミックスにしました」って各曲ごとに話してくれるんだけど、どれもかれもがなるほど納得。もー寺田さんもミュージシャンだちょぉーーー、と思った。ありがとうござりました。
そしてマスタリングはビクタースタジオの川崎さんに「継いでゆくもの」に引き続きお願いしました。川崎部屋に友達からのタイ土産、酢昆布味の干マンゴー持ち込んでの作業でしたが(イミなし)、ココで又更にすごい音になっちまいました。ああ、もー皆よだれたらして待っててねーーー。10月21日発売の予定です。
ユタシクウニゲーサビラ
CD発売記念ライブもやるから、友達100人連れて来てねーーー?
では、又ねーーーーーーー。
寿 ─kotobuki─ New Albumはこうしてこの人々と作られました
ナビィ(うた、コーラス)
ナーグシクヨシミツ(E・Aギター、コーラス)
ナスノミツル(ベース)
渡辺亮(パーカッション)
─ ゲスト 佐々木真里(ピアノ、オルガン)
西川ストリングスカルテット
高野康弘(サウンドプロデュース、シンセ、コーラスアレンジ)
米沢さん(アシスタント)
─ エンジニア 寺田仁
アシスタント 金井さん(5/17〜19 早稲田アバコクリエイティブスタジオ)
もりりん(5/21〜23、27、6/5〜7(トラックダウン) ウエストサイドスタジオ)
─ マスタリング 川崎洋(6/9 ビクタースタジオ)
─ ディレクター 温井さん
─ プロデュース 寿 kotobuki
脇田さん、タカノ夫人のまさみちゃん、皆サマありがとう?
お疲れ様でしたーーーーーー。