Archive for 1998年06月

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『ナビィ』からの手紙 第3弾

「KOTOBUKI Meets GOD MOUNTAIN」

(98/6/15)
 皆さん、がんじゅーですか? ナビィは那覇の家にいて、明日、東京に帰ります。
 2日間、宮古島へレコーディングに行ったりしたので、あわただしい一週間でした。

 ウチナーも、まだ梅雨ですが、運良く宮古では2日とも晴天で、夏の始まりを感じる日々でした。東京へ行ったら、9月まではなんやかやと(エアーチケットも高いし)忙しく、沖縄には帰れません。

 最近の東京の毎日は、歌うことより、ミーティングしたり、クアトロのチラシ作ったり、なんか忙しくあわただしい…

 ウチナーに戻ると、毎日ボェーーーーーーっとしてて、「なーんか、ウチナーで色々やりたいことあったんじゃーなかったっけ?」って感じです。

 でも、まぁ、今年は新しい展開への第1ステップって気がしてるので、こんなモンかな――って感じです。

 さて皆さん、8月9日は『寿』初のクアトロ ワンマンライブです(友達100人連れて来てくれーーーーっ)。

 これは、2つのCD(注:6/18コンポジラ,7/23ビクターエンターテインメント)のレコーディングがあんまりにも楽しかったので、ライブでやってみたいなー と思ったので企画しました。

 ビクターさんのは前回書きましたが、ホッピーさん達とのレコーディング(注:コンポジラ版)は、それはそれは本当に楽しかったです。

 あんまり楽しかったので(一週間で終ったのですが)、「終らないでぇ〜」って気分だったです。

 パーカッションのヤヒロトモヒロさん、ベースのナスノミツルさん、ゲストのヒューゴ・ファトロッソ(たまたま日本に遊びに来ていた)のすんばらしい涙モンのアコーディオン、そしてこちらもたまたま日本公演に来てたラウンジリザースのチェリストのジェーン。あと、全然話しも出来なかった、あっという間に4時間位で去って行ったパーカッションの岡部洋一さん。もー皆さん、すんばらしい、素敵なミュージシャンでした。

 やっぱり、私は「ベース」っていう楽器が好きなんだなぁー とか、改めて思うこともあったし、学ぶことも沢山あったし、出会わせてくれた制作会社とホッピー(神山)さんに感謝です。

 ライブと違って、レコーディングしたものは、ず〜〜〜っと残るものだから、どーしても緊張するし、考えてしまうんだけど、こっちのレコーディングは余り考えない様に、皆の音を聴いて大船に乗ったつもりで「セッション」っていうのを大切にしよう って思って録りました。

 頭は先行させず、体や魂を先行させよう って思ってめずらしく朝は瞑想(?)みたいなこととか、気功(?)みたいなの(私はどちらもちゃんと勉強したことないのでたぶん「モドキ」でしょう)やったりしてました。

 つー訳で、もうすぐ(注:98/6/18)発売になる「KOTOBUKI Meets GOD MOUNTAIN」は、『寿』初の超冥想的、気功チックなアートでヒーリングな(笑)作品に仕上がってまス。ウソウソ、意外にロックな仕上がり。

 人はともかく、私はとっても気に入っています。朝は「ビクター」、夜は「GOD MOUNTAIN」って聴いてまス。あ〜「手前ミソ」ですが、いいっスよ〜〜 2枚共、すんばらしい。

 去年の今頃とか、7月、那覇のリウボウでライブした頃は、本当に落ち込んでいて、「私は、うた歌うことなんて向いてないんじゃーない?」って思ったりして、「寿もやめたいなー」って「全部丸めて捨てて、どっか外国でも行って一から出直し人生したい」とか言ってたりしてたけど、どーやって乗り越えたのか?

 単に、時間の流れが変えたのか、判りませんが、やめなくてホント良かったと思うし、周りの人達の力(やっぱり「ミーツー(注:ヨシミツ)」と「たっくん(注:横瀬卓哉)」には、ほんとーにささえられたんだろーなぁー)のお陰でもあるし。

 んで、何より自分も頑張ったんじゃーないかなー って思うので、自分のこととか、過ぎていた日々とか、とてもとても愛おしく思えます。フフフッ

 どーやったらこの涙は止まるかぁ〜? 誰か教えて〜 ってこともあるけど、こうやって成長してゆくんだねぇー こう思うと、本当に悪いことは、そんなにないのかなー って思う。

 あーゆー気持ちも味わってみて良かったなーって思うしねー。逃げないで良かったなぁー。

 那覇の私の家の周りは、ミドリがいっぱいで、今すごーい風が強くて、バナナの葉やススキ(?)やらがすごいザワザワ揺れてます。ゴーカイで気持ちいい光景です。

 今から、このホームページの制作者の津田夫婦とごはん食べて、夜は三線の練習へいきます。

 では、又。