Archive for 2017年01月

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旧正月明けまして御目出度うございます!

日本は冬真っ盛り
旧正月明けまして御目出度うございます。
今年も宜しくお願いします。

バリは210日で一年というウク暦と 354日で一年というサカ暦という二つの暦を組み合わせたイスラム暦ともグレゴリオ暦とも旧暦とも近く独自のカレンダーを使っているため、旧正月はありません。
が、インドネシアには昔から中国人が移り住み影響を与え、今も華僑と同じく先祖代々インドネシアに住み続けている人達がいるため、旧正月元旦は祝日でした。

ウブドにはありませんが、バリには中華系寺院もあり、昨日は賑わっていたようです。

毎年続けていた旧正月ライブが無くなり、腑抜けになるかと思いきや外国にいるからか、そして「ウブド」という名前の由来となった「グヌンルバ」という由緒ある大きなお寺で創立祭が盛大に行われているため、そちらに参拝に行くための供物作りも忙しく腑抜ける暇もなく気付けば旧正月元旦が明けてました(笑)

前回のブログに書きましたが、1月20日の誕生日に、以前から参加している主婦ガムランチームが地元プリアタン村のトゥンガーー地区のお寺の創立祭で奉納演奏することになり私も参加して来ました。

私はプリアタン村のトゥンガーとは全然違う地区に暮らし、バリ人でもなく、おまけに主婦じゃなく、何一つ参加者資格?の条件を満たしてないのにご縁あって参加させて頂いています。
本当に有り難い事だと思います。

20日は創立祭初日で祠から御神体を出し海に運びお清めした後、祠に戻す儀式の場での演奏でした。

御神体が戻り、僧侶のマントラと鈴の音が鳴り響くのを見て私は、このチームに参加する前に足繁く宿の近くのお寺に通い「音楽と身体の関係を知りたい、解らせて下さい。音のように、音そのもののように踊りたです」とお願いし続けた事を思い出しました。

それから一年経って、ふとしたきっかけでこのチームのメンバーと知り合い、練習に参加し、1週間後の奉納に参加するこてになり10曲を無理やり覚えて奉納演奏に参加していました。
その初参加の奉納の前日、この御神体の祠が開けられ御神体に見つめられながら最後の練習をしました。
その時は、私にバリでの居場所を与えて下さったのだなーと、その事に感謝をしながら練習していました。

主婦ガムランチームに参加したおかげで、普通のバリの女性の知り合いが沢山出来、一体何が面白いのかさっぱり解らんオバちゃんギャグやオバトークに巻き込まれた事で「バリ人」を少しづつ知れた事や、実際に生ガムランを自分で演奏するようになって音の感じ方が変わったので参加出来た事は本当に幸運な事でした。

私がこの場で演奏しているそのワケ、私がお寺に通い願いを想いを放った事を思い出し、そして願ったこと以上の恩恵を受けていたんだ!と儀式を見ながら思い出し、何ちゅう大きなギフトを頂いたんだろうか?と、その大きさに感涙しそうでした。

今までも沢山の恩恵を受けて私は生きて来ましたが、今年の誕生日は何というか、目には見えない恩恵の大きさ感じたという点で感慨深く忘れ難い日となりそうです。


本当の年明けは旧正月元旦からという説もあります。
皆さん1人ひとりの2017年が喜びの多い年でありますように。
今年も宜しくお願い申し上げます。
ナビィ

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バリの日々

あと30分で1月20日
わたしくしの誕生日です〜
って思ってたら日本時間ではもう0時を過ぎてました!!
おめでとう〜私。
バリ島で初めて誕生日を迎えました!

先日、今、宿泊している宿の屋敷寺の創立祭の儀式がありました。
部屋の前に東京から持って来たお気に入りのウィンドチャイムがあるのですが置いてる位置が悪過ぎて自然の風で鳴った事がなく(笑)いつも自分で揺すって音を鳴らしているのですが、この日、儀式が始まってお坊さんが鳴らす鈴の音が聞こえ始めたらしばらくして風が吹き、チャイムが鳴ったのでした!!!
今までもこれくらいの風は吹いていたよなぁ〜と思いつつ、やっぱり鈴の音に『呼応』しているような気がしました。

昨日は友人の結婚式で竹のガムラン”ジェゴク”で有名なヌガラというバリの北部に行きました。
海の近くなのに何故か空気が乾いていてべとべとと蒸し暑い雨期の空気はみじんもなく、風もなかったのですが、お祝いの余興でジェゴクが鳴り始めたら風が吹き始めバナナの葉やヤシの葉なんかがゆらゆらと誰かが揺すっているみたいに揺れていました。


15日の日曜日、日本人のご夫婦がプリアタン村の歌舞団”ティルタサリ”をチャーターして特別公演があり、招待して頂いたので観に行って来ました。
今はもうあんまり舞台で踊らなくなった私の先生の踊りや昔よく踊っていた踊りを再演されたりとかなりレアな演目と人選になっていたのですが、一番凄かったのがバグース・マンダラ氏の踊り”クビャール・トロンポン”でした。
本来は扇子を持って舞台に登場しひとしきり舞った後バチを持ちトロンポンという楽器を叩きながら踊るものです。
イントロが始まってバグース氏登場で、全員が口をポカ〜〜〜〜〜ン。
多分、楽団員が一番ポカ〜〜〜〜〜ン。
バグース氏はルバブというバリの胡弓を持って登場しそのまま舞台に下りる階段に座って弾き始めたのでした。
こんな事は前代未聞。
一瞬、楽団員が戸惑い音の波が引いたのが伝わって来ました。
が、そのうち、だんだんと踊りと音が一つになって来ました。
そして、その音は他の人達が踊っている時よりも遥かにキラキラと輝きを増しているようでした。
私には楽器が喜んでいる、とそう感じました。
それから後半はもう、身体と音のコンタクトが見えるかのような、踊り手が息を吸えば演奏家も息を吸う、踊り手が音を紡ぎ、楽器が踊るかのようなすんごい世界を見せつけられました。
おわわわわわわわ〜〜〜〜
見終わって暫く放心状態でした。
が、これまたまさに呼応する世界。
バグース氏も楽団員も頭で考えて計算をしているのではなく、何かが反応し合っているのです、きっと。
そこには、今いる楽団員だけでなく、バグース氏が全盛期で踊られていた頃に居た楽団員とか今は生きてはいない人達の存在もあり、若い全盛期を知らない楽団員を助けていたのではないかと密かに思っています。
目に見えているものと見えていないもの
それらが炎や風のようにゆらゆらと現れては消えを繰り返し私達はそれらを音や踊りとして感じているかのようでした。


バリに居て良く想うのが、人間と人間以外の生き物、動物、昆虫、植物、勇気物、微生物、水や雲や空や月や太陽や、人の心と心、心と身体、神とか霊的とかそんな目には見えないものの存在。
あらゆるものと人間は呼応して生きているんだと思います。
意識していてもいなくても、あらゆるものの影響を受けて日々を生きているんだと、そう想います。
『私が生きている』ということはたぶん同時に『他のものも生かしている』という事であり、『生かされている』という事でもあるんだなと思います。
この世界は呼応しあう世界。
そんな風に思うバリの日々です。

明日は、半年暮らした時から参加させて頂いている主婦ガムランチームが地元のお寺の創立祭で演奏するのに参加させて頂きます。
自分の生まれた日に奉納させて頂けるなんて、本当に幸運な事と思います。
神様からのプレゼントだと思って頑張ります。


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写真は女性達が数日かけて創る奉納品。
ラードを着色して作っているそうです。
今日、主婦ガムランの練習に行ったらご神体が安置されている祠の前に置かれていました。
この島の人達は特殊な能力がなくても全員がアーティストだと本当にそう思います。

ではではまた〜




   

いつの間にか新年がー

明けてました。
長らく不投稿ですみません。
改めてて新暦新年明けましておめでとうございます。
昨年中はお世話になりました。
今年も宜しくお願い致します!

私、只今、バリにおり、祈って踊って供物を作って、学びの多い日々でございます。
2月に戻りライブします。
また詳細はライブスケジュールにアップします。

去年末から感じていた事ですが、10年近く続いた悩み多かった日々が終わり、ぜーんぶ過去となり、糧となり新しい年が始まった!という気持ちです。
楽しんで自分に与える事を惜しまず心を込めて日々を創造して行きたいと思います。

皆々様にとっても良い一年となりますように。
またお会いしましょうー♡
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