kotobuki2010
(2018.01.13 ディスコグラフィ)
どうか、皆様、是非ご一聴下さいませ。
宜しくユタシクお願い致します~
寿[kotobuki]ナビィ
~kotobuki2010/SONG NOTE~
ナーグシク ヨシミツ
アルバムkotobuki2010について語ります、CDのライナーノーツにはここに書いた事を最小限にまとめて掲載しました。
寿[kotobuki]のサウンドスタイルは1995年から徐々にバンド編成からシンプルなアコースティック&沖縄民謡スタイルへとチェンジしていくが、その過程はアルバム「継いでゆくもの」(1998)~「寿魂」(2005)などにて知る所だと思います…。
それ以前の未発表やエレクトリック・バンド・スタイルの曲作品を、いつか記録として残さねばと思いつつ…ライブ活動で日々が経過するばかりの中、当人達の記憶内で消えかけてる曲もある事や、寿[kotobuki]の活動にひとつ区切りがつくのも含め「もぅ今しかない!」と重い腰をあげたタイミングが活動25年となったしだいです。
当時バンドブームまっただ中!
良い意味も揶揄も含め
「寿[kotobuki]は音、表現ともに10年先いってるから一般的には受けないよ~…」
とよく言われたが、たしかに今では沖縄含めた若いバンドなど民謡&ロック&なんでもありのミクスチャーなんて当たり前だが、当時は他にあまり見当たらないバンド寿[kotobuki]は玄人受けのヘンテコ?バンド扱いだった…(笑)
がっ!しかし「エストニア・ロック・サマー91」に参加・演奏して地元の熱狂的反応や数々のヨーロッパ圏の海外メディアに賞賛された時に「なんだ!日本が遅れてるんだっっ!」
と小さく勝ち誇った(笑)事を思い出します(詳細:ヒストリーブック寿魂/参照)
さすがに当時の若さゆえのハチャメチャ感(…意味不明なアホな事をステージで多々やってた…)やサウンドの再現は無理ですが、変わらない寿[kotobuki]、魂のメッセージや想いは凝縮されてる、寿[kotobuki]の歴史が詰まったアルバムだと思います。
…個人的には2枚組アルバムにしたかったほど、まだ収録したい曲があるのですが、それはまた別の機会のお楽しみにしましょう。
寿[kotobuki]ファンにはもちろんですが50年、100年後と出会うべき人達に聞き継がれていってほしいアルバムです。
Kotobuki2010
『てぃんさぐぬ花』
琉球人の倫理観から宇宙観まで表現したシンプルにして壮大な美しい代表的な沖縄民謡です。
寿[kotobuki]の2人がバンドを始めて最初に演奏しはじめた民謡であり、当時ライブでは「金網の向こう側」のイントロ導入で歌ってました。
全ての始まりにふさわしくアルバムオープニングとして収録しました。
『金網の向こう側』
この曲を作ったのは1980年頃、学生だった自分の鬱屈した思いも詰まって、当時はさらに青臭く曲も荒削りでした。
少年の頃 憧れのROCK MUSICを届けてくれるアメリカ文化と、嫌悪する沖縄の軍隊アメリカの現実…アメリカの姿とは何なのか??自分の中のアメリカはどこなのか?
自分の音楽原点は その矛盾や狭間でつくられたのかもしれない…。
1988年・東京にて、自分は水を得た魚の様に寿[kotobuki]でエレキ・ギターを弾きまくってた。
ウッドストックでのJIMI HENDRIX風のギターがシニカルなアレンジでアメリカ国歌を奏でると…ナビィは星条旗をブンブン振り回しシャウトする…
そんな光景が日々ライブハウスで見られた…
何処にも向けられず彷徨ってた2人の青春のエネルギーが音楽で放たれる居場所をついに見つけ始めた時期である…。
まさに初期・寿[kotobuki]の真骨頂な代表曲です。
『奇跡の詩~キセキノウタ~』 1989作品。
大自然や大宇宙の中で人間はちっぽけな存在、その虚無感の中、ただ人はつらなりつながり魂は永遠と生きる…脈々と継がれ、いただいた命の意味を問い続け大切に生きなければいけない…。
寿[kotobuki]の持つスピリチュアルな世界ひろがる大曲だが、シングル発売されカラオケまで?入った作品(笑!誰が歌ったやら?)
曲展開や雰囲気、そしてエレキギターを弾く中でも寿[kotobuki]で1番好きな曲でした。
沖縄の真昼の白く眩しい誰もいない海の砂浜や、風音が吹き抜け揺れる さとうきび畑の中に1人でいると黄泉の国に来た様な不思議な感覚になる事がある…。
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