バリの旅の巻
(2006.08.01 日々のつぶやき)

ハロ〜皆様、お元気?
これを皆様が読む頃は、わたしゃ〜シンガポールから船に乗ってインドに向かってると思われます。
初インド、しかも、うちの大好きな『カタカリ』っていう踊りのあるケーララ州なんですぅ〜
あぁ、観たいなぁ〜観れるといいなぁ
バナナだけが売られている市場もあるらしいよん、あぁ楽しみだにゃ〜
帰国してすぐライブがあるから体調管理はしっかりと。
どんなに美味しそうに見えてもナマモノは食べない様に気を付けよ〜っと
さてさて、6月24日から7月8日までバリ島へ行きましたが、ぬわんと、カメラ壊れて全然写真が取れず、、
とほほ、、、、
今回の目的はバリで毎年行なわれている芸術祭に参加するのが目的でした。
人生で初、バリダンス始めて10年目にしてバリ人の演奏するガムランで踊らせてもらいました。
本番までいろいろあったけど、本番はなんていうのか、あれはすごい経験でしたよ。
ガムランの音が身体の中に入って、して、うちの身体中の毛穴が開いて、そこから音がぐわぁっとハリネズミの様にはみだしている、そんな感じでした。
で、そのはみだしてる音が身体を操っている感じ、、、、、、
う〜ん、こりゃ説明するのが難しいね。
でもね〜もんすごい快感で楽しかった。
バリのお祭りに必ず芸能はつきもので、しかも1年中お祭りやってるのは、彼らは踊る事、ガムランを叩く事が楽しくて、楽しくて、好きで好きで、「あ〜楽しいから毎日やってたいわ〜」って思ってるからなんじゃないか?って思ったよ。
うちも「こんな楽しい事、毎日やりたい!!」って思いました。
終わった時はもぉぉぉ寂しくて、泣いちゃった。
「もう一回踊りたいぃ」って思って3才児の様に泣いちゃいました。
「あと3回は踊れるぜぇ」とか言って、一緒に踊った皆は着替えてるのに、1時間くらい衣装付けっ放し。
終わったから脱ごうって気にならんかったもんねぇ、、、、、
こんな楽しい事させてもらえて、誘ってくれ受け入れてくれたバリの人々、声をかけてくれた東京の教室の先生、一緒に踊った仲間に本当に感謝でした。

今回の旅では、本当に沢山の事を考え、学ばされました。
踊りそのものについても、いつもよりも本当に重要な大切な事を学びましたが、それ以外にも
様々な出来事から学びがありました。
この芸術祭の本番の2日前にガムラン奏者の人達の住む村のお寺のお祭りで踊らせて頂きました。
今回芸術祭参加にあたって、バリでは振りを直してもらったイブアリニという先生と、コンポジションを作ってもらったブカル一家と2箇所の稽古に毎日通いました。
お寺での奉納と公演との両方がうまく行くようにと、その2箇所のどちらでも衣装やお面を持って行って、特別にお祈りをしてもらいました。
お祈りをした後や、本番の前に「踊る事の楽しさ、喜びだけを胸に、あとは何も考えずに踊りなさい。心配するなよ」と皆さん言って下さいました。
その時は「はい」と聞いておりましたが、、、、、、、、、
お寺の奉納は、リハーサルや場当たりなどもなく、本番直前までどこで踊るかもわからず、でもって
「これって、6人ステージに立てるの?????」ってくらい踊る場所が狭い!!
ただでさえ、お面を付けてるから視界が狭くてほとんど見えていない上に、狭くて、Vの字に隊列を組みたいのに、Vになる余裕もないし、すぐ横には楽器隊がいて動きは制限されるし、うちは一番先頭で踊っていて「あと3歩前に出たら絶対舞台から落ちるね」って状況だけど、「でも、もっと前に出ないと一番後ろの人のスペースがないかも??」って不安で不安で「何も考えない」どころか、頭の中は不安と色んな考えでいっぱいになって「踊る喜び」も「楽しさ」も全く感じる事なく踊り続け、そして

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