秋ですね〜
(2012.10.23 日々のつぶやき)
どんなに日中が暖かろうが日の入りの早くなったこと、、、、、
あぁ、寒い季節が来るのかと思うと、う〜〜〜〜〜〜〜む。
夏も忙しかったが秋はライブではなく踊りの公演が3週連続で入っており今、ちょっと大忙しでございます。
3週とも全然違う踊りを踊るからね、、、、
その練習だけでも大変だわね、失敗したかしら。
いや、頑張ろう。
今日は来週の日曜日の公演、師匠琴江ちゃんと一緒にこの1年間練習し続けた『クビャール・レゴン』のデビューの日、目前の練習でした。
最後まで通して二人で踊る事2回。
なんだか感慨深いものがありました。
当たり前だけどデビューって1回しかないんだよね、、、、
これから先、この踊りは何度も踊るだろうけれどデビューは一回しかない。
うまく出来るかとかよりも、何も考えずこの踊りのエネルギーの渦の中に入って行きたい。
そんな風に踊れたらいいなと思います。
有り難いことに予約がいっぱいらしい。
頑張りまっす。
そして、晴れたらよーたんたんにも観に来てもらう予定のチャランケ祭で踊ります。
『テレック・ジャウック』という仮面舞踊。
こちらは11月3日(土) 入場無料ですのでお気軽にお越し下さいませ〜
中野駅前の北口新広場にて、多分16時頃から。
当日配るパンフレットに載せる文章を書くように言われたので書いたけど、多分、200字くらいで良かったはず、、、、、
長過ぎた!!
なので、ここに載せます!!
長いけど読んでおくれやす〜〜〜〜〜〜
チャランケ祭によせて
チャランケ祭は一度、遊びに寄ったら歌わされた事があるくらいで正式に出演した事はなかったのですが、ずっと出たいと思っていたのでバリダンスで誘って頂けて嬉しいです。
ニフェーデービタン&イヤイヤイケレ〜
中野北口広場に対して沖縄県人会や青年部やエイサーをやってる人達ほどの思い入れが私にあるかと聞かれると、判らないけれど、私も寿[kotobuki]で満月の下でライブをさせてもらったり、三線やバリダンスの練習もしたりしたのでちょっとばかりの思い入れはあるように思います。
お世話になった先輩、上里忠之さんが亡くなった後、この広場で行われた中秋の名月の日の偲ぶ会でラジカセの音も聴こえないくらいの土砂降りの中、テントの中でバリ舞踊を踊らせて頂いた事もありました。
私はナイチャーで島唄を歌いたいと思った頃はまだ、ナイチャーが沖縄芸能をやる事に対して今ほど寛容ではなく、「なんでナイチャーのあんたが?何の為に歌うの?」と何度も何度も繰り返し問われました。
好きな理由を問われても、『好き』以上の理由などないので辛い。
でも、沖縄と大和の決して良好とは言い難い関係の中で「ただ好き」という理由だけで歌い続ける事は許されない気がしてその理由を必死に探していた気がします。
そんな私に「まぁ、あんたらしく歌いなさいよ。頑張れ」と言ってくれたウチナーンチュが何人かいて、この祭とも縁の深い金城さん、當間さん、故上里さん、故金城孝栄さん、池城さん、(他にも沢山おりますがこの場では割愛させて頂きます。)などが本人たちに自覚があったかは判りませんが、ことあるごとに励まし続けてくれました。
この先輩達との出会いがなかったら歌い続ける事など出来なかったように思います。
上里さん、金城孝栄さんは、偶然、二人とも亡くなる前にライブに来て下さってまるで遺言のように最後にまた本当に励みになる言葉を残してくれました。
夫が倒れ、一人で介護をする生活が続き、また去年は大震災もあり、心も身体も緊張している中で声の調子を悪くした時、彼らのその言葉を思い出す事で頑張れた事もありました。
そんな二人も縁の深かったチャランケ祭にバリ舞踊で参加すると決まった時、芸事に精通した先輩達にお見せするのに中途半端な事はしたくないな〜と想い、録音した音源ではなく、なるべくバリの踊りの日常に近い形を観て欲しいなと思い『Batel・バテル』という小編成の、でもものすごくかっこいい生ガムランで踊る事にしました。
『テレック・ジャウック』は聖なる美女と言われる白い仮面のテレックと赤い仮面の魔物ジャウックとの終わりのない戦いを描いていると言われています。
バリ島では『天と地』『男と女』そして『善と悪』のようなふたつの相対するエネルギーが存在する事でバランスが保たれているのがこの宇宙だと考えられています。
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