恐怖の恐怖
(2009.07.07 日々のつぶやき)
先週の火曜日から、旦那くんが少し様子がおかしくなった。
水も食べ物も一切飲み込まなくなり、リスの様に口をパンパンに膨らまして、それでも絶対にごっくんしない。
「これはおかしい」と思い、看護士さんを呼んだけど全く原因がわからず、でも、飲み込む時に何やら、強烈に痛そうな表情になるので「扁桃腺か咽頭が腫れているのでは?」と疑うもどうもその様ではなさそう。
そのうち、何と発熱もし、結局大きな病院に転院する事に。
そこでも、やっぱり原因がなかなかわからず、散々検査をして3日経って「気管支炎」という診断が下った。
旦那くんは去年の2回の手術と髄膜炎の治療で大量の抗生剤を点滴した結果、アレルギー反応でひどい薬疹が出て、初めて薬疹が出た時は死ぬかもしれないというくらいの酷いものだったので、治療に抗生剤の必要な細菌性の病気に感染しない様に本当に注意していたし、脳障害のある人が高熱を出すとせっかくリハビリとかで戻った機能が元に戻ると言われていたので、風邪、インフルエンザには絶対に感染させられない!!と思って、かなり神経質なくらいに気を付けていたはず。
なので熱が8度になった時は色んな恐怖で自分がどんどん追いつめられていくのがわかった。
そして、もしも、これが原因で元に戻ってしまったら自分達の1年半はなんだったんだろうか?と思い、涙が止まらなくなった。
そして、失語がある旦那くんが自分の状況を説明する事は本当に難しく、考えられる原因全部に対して検査をしなければならず、『絶対気管支炎』と判断されるまで3日もかかり、、、、
もしも、これがもっと大変な病気、例えば癌だったりしたらどうなるんだろう?と、この先もこんな事が度々起こったら、と、そんな事を考えると自分一人が彼と生きて行く事がものすごく困難な事の様に思えて苦しくてたまらなくなった。
でも、少しずつ旦那くんが落ち着いて来ると、元に戻ったかどうかもわからないし、まだ何も起こっていない、起こっている事は旦那くんが発熱し、喉が痛そうで何も口に出来ないという事だけなのに、恐怖の余りどんどん現実から目を背け、「恐怖ドラマ」をねつ造し続けてる自分に気が付き、まずは心の整理をする事に。
恐怖に凌駕されたうちが傍にいる事も彼にとっては良くないし、幸い、強力な祈り波動!!を送ってくれてる人もいるし、全権を委ねようと決めてみた。
が、そうは言ってもあたしゃ〜神様じゃ〜ねーから、熱がぶり返すと「ぐおぉぉぉ」と悶絶し、咳き込みが酷くなるとブルーになり、、、、、、
何が、疲れたってジェットコースターの様なオノレの感情だね。
まぁ、こんな時に落ち着いていられるのはダライラマ猊下くらいしかいないと思うけど、今回は「恐怖」の恐怖を感じた日々でした。
幸い、今日あたりから随分と症状が落ち着き、リスさん状態もなくなり約5日ぶりに食事を再開しました。
あぁ、良かった、良かった、、、、、
頑張った旦那くん、偉い!!
お祈り波動、送りまくってくれた3名様、本当に有り難うございます〜
ほとほと疲れたけど、うちも偉い!!
ところで、全然関係ないですけど、しかも、急ですけど、明日イスラエル大使館で七夕抗議デモがあります。
7月7日(火)16時よりイスラエル大使館
〜6月30日にガザの支援を行っていたノーベル平和賞受賞者の
マイレッド・マグワイアさんら21名が、イスラエル軍に拘束されるという事件が
起こりピースボートで緊急行動を起こすことになりました。
一部解放された人はいますが、マグワイヤさんをはじめ、
まだ多くの人が拘束されたままです。
詳細は→ http://www.peaceboat.org/info/news/2009/090706.html

うちは、まだ旦那くんが心配だし、病後初のリハビリの時間なので行けませんが、行ける方は是非どうぞ。
宜しくお願いします。
「イスラエル」って国家にも何か「ねつ造恐怖」があると思う。
本当の本当の良心は罪悪感でいっぱいで、だから自分達が虐待をする理由が相手にあると信じたいし、真実の姿を見ないからどんどん相手の姿が大きく鬼の様に見えているんだろうと思う。

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