週刊「ナビィ、の部屋」第24号
(2002.10.12 日々のつぶやき)
私がかなり驚いたのは、「現実の私は、心穏やかで、慈愛に満ちあふれていて、全ての命が光り輝く存在であると思っているのに、非現実の私と来たら、ウブドのにぎやかさに、目をくらませ、人を羨み、日本女性のお尻を追っかけたりする」と彼が言った事だった。
うちにとっての「現実の私と非現実の私像」は彼が言うのとは、全く逆だったから。
非現実、例えば瞑想をしたり、心を落ち着ける為の特別な何かをした時のうちは彼の言う「現実の私」になれるのかもしれないが、
この目で見える世界で、聞こえる音に反応し、誰かの言葉に心を動かされ、いらだったり、笑ったりしているのが、うちにとっての現実。
そう思っていた。してそれは、皆そうなんだと、
みんなそうだからこそ、あらゆる宗教があり、心の修行があるのだと思ってた。
でも、彼と話しをし続けるうち、少しづつ彼の言ってる事の方が真実なのかもしれない、と思う様になって来た。
それは帰国してから、今に至までの間、段々と確信になって来た。
どちらが現実の自分なのか?それは自分で決めればいい事なのだ。
自分で決めた様に、全ては在る。
「幸せに生きる」と決めれば、幸せに生きてゆける、そういう事なのだと思う。
彼の言葉、出会いはとても大きかった。
帰国してもう一度、「スピリットジャーニー」を読んでみた。
バリの先住民『バリアガ』の住む『トゥンガナン』と言う村に語り継がれる神話を元に、彼の『精神論』が民話の中で展開されてゆく。
バリ島の地理がわからない人には、もしかしたら解りづらい箇所も多々あるのかもしれないけど、人間のエゴで自然との調和がはかれなくなって、地球の危機が叫ばれる
『今』だからこそ、この物語りから教えられる様なメッセージを受け取り、知恵にしてゆかなきゃーね、と思う。
改めてそう思った本です。
◆ ◆ ◆
読書の秋、あなたのお薦め本も教えてやー!ではまたやーさい。
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