週刊「ナビィ、の部屋」第43号
(2003.12.06 日々のつぶやき)
ず〜〜〜〜〜〜っと、藤原さんのテーマだった『死』
肉親、同級生、兄など、近しい人達の死を得て、旅をし、受け入れ難い愛するものの死を受け入れてゆく様があまりに淡々と書かれていて、それが生々しく感じられ、大袈裟かもしれないけど、自分自身に突き付けられた『死』を感じてしまい、どういう種の涙か分からないけど、妙に泣けるのだった。
どんとさんが亡くなった一年後くらいに、那覇で偶然、妻のさちほさんに会った時、「全部意味のある事だと思うようになった。出会った事も彼の死も」という様な事を言っていた。
忘れる事など、ない。
彼女なりの納得の仕方で、愛する者の死を乗り越えたのだと思った。
出会って、沢山の時間、風景、想いを共有して、こんな風に繋がりを持っても、いつかは、誰もがひとりで死んでゆく、愛する者との別離を想像すると本当に怖くなる。
でも、現実の世界ではどうにかして人はその哀しみや苦しみ、受け入れ難さを乗り越えてゆくものだ。
自分が生きるために、、、、
『死』以外のテーマで書かれたものも沢山あって、藤原さんの得意な社会現象や事件の分析も相変わらず独特で、浜崎あゆみについて書かれた文章も藤原さんらしい視点で書かれていて、とっても面白い。
個人の心の在り方が、社会の在り方、現象を作り出す、ってうちもそう思うので、かなり共感しました。
写真も相変わらず良いです。
お薦めでございます。
■ ■ ■
ではまた。ライブでね〜〜〜〜
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