バリ日記 その2
(2005.08.19 日々のつぶやき)
うちがアイスランドに旅行に行ったきっかけは、あの時は『この世界から消えてしまいたい』って思うほど
ひどく落ち込んで、「こりゃーイカン」と、出来るだけ自分の住んでる現実から遠く遠く離れたところに行ってみよう、って思って行ったんだけど、たった4泊の旅でものすごくリフレッシュしたんだ。
問題が解決したわけじゃないけど「逃げるのはよそう」って思って帰って来たし、実際それに向き合える力が涌いて来た。
オーロラと山と星と月と、っていうホントに大自然の中にいたら、口があんぐり空いて、うちの哀しみや絶望が身体から流れ出て、自分が空っぽになった感じ、そんな感じがした。
だから、バリ人は、いや、バリ人に限らず人間は、自然の氣の力によって無意識のうちに、ネガティブな方向にばっかり流れて行かない様に調整出来てるんだと思うんだよね。
よりよく生きていく上で、そういう力に触れるって事も必要なんだと思う。
便利になる事も大事な事だとは思うんだけど、本当に自然なものがなくなって、作られた自然を与えられて、便利にだけなったって人の心は喜びがないというかさ、何か満たされないものなんじゃないかな?
身近にある自然環境を守るって事は「子孫の未来の為」だけでなく、今自分自身がより良く生きるためにも必要なんだと、そう思う。

ブドの夕暮れ、毎晩どこかで必ず踊りの公演があるので、
この時間になると「今日はどこのを観に行こうかな〜」と
ソワソワしていた。

『Puri Wisun Bungalows』の愛犬『ジッポー』
愛くるしいこの姿のこやつが水道管食い破って、
水が間欠泉の様に噴き出したのにはびっくり!!
バリの犬の歯がものすごく強いのか、水道管が弱すぎるのか????
全然ここまでの話しと関係ないけど、
ある日首を寝違えて、そのままほったらかして稽古を続けてたらかなり首が痛くなって、仕方なしに『クリームバス』っていう頭皮と首肩のマッサージを受けに『LaLa』っていうオカマのララさんが経営するお気に入りのサロンに、2年振りに行ってみた。
今回は残念ながらララさんが『私より弟の方がうまいのよ』とうちの指名を辞退され、弟さんにやってもらう事になったんだけど、弟さん結構ガタイがよく、指もぶっとくてちょっぴり痛いんだけど、
「あなたの髪の毛100%死んでるわよ、念入りにやってあげるわね」
「痛かったら痛い!!って言ってね・」
「素敵!!髪の毛のつやが蘇ったわよ!!ほ〜ら見てご覧なさい」
う〜〜〜〜〜む、何をどう考えてもこれはオカマさん。
よ〜〜〜く見りゃ〜アイライナーにマスカラばっちり、ピンクの唇、、、
ここで一句
『オカマさん 弟もやはり オカマさん』
おそまつ


[End]
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