2度目のアイスランドの旅〜その3〜 4日目 2月17日
(2006.04.24 日々のつぶやき)
窓の左側の光景。同じ地域でもこの景色の差は何なんだ??
しかし!!今回のツアーで一番すごかったのは前回は雪のため、途中までしか入れなかった『シンクヴェトリル公園』を歩き、地球の割れ目『ギャオ』を横断出来た事だ!!
「地球の割れ目〜?」って方、説明致しますが、オイラも本当はあんましわかってないので御理解いただけるか自信がありません、、、、
地球の内部からマントルが上昇し、アイスランド島の下で盛り上がって左右に分かれ、水平に進むために割れ目が出来上がります。
それを「地球の割れ目」と呼ぶんだそうです。
なんでも、この様な現象は海面下1〜2kmにあるので地上では観れないものなんですが、地球上で2ケ所、地上に乗り出している所があってそのひとつがここ、『シンクヴェトリル公園』の『ギャオ』なのです。
『ギャオ』ひとつひとつは、数kmの長さ、幅、深さは約30mくらいなんだけど、この割れ目達が繋がって延々とアイスランド島を東西に貫いていて、しかも、この割れ目のお陰で毎日2〜3cmずつ国土が広がり続けていりらしい。
すごいね、、、毎日2〜3cmだって、、、、、1年でどれだけ大きくなってるんだ??
日本にいるとあんまりダイレクトに生き物としての地球に触れる事がないから、こんな話し聞いても
ふえぇぇぇ〜〜となっちゃうだけだけど、こんな事が普通って所で暮らしてたら、人生観とか、自然観とか
うち達とは全然違うんだろうねぇ〜

『ギャオ』の中を歩きながら、やっぱり人間はすごくちっぽけだなぁ〜って思ったよ。
もちろん、人間ひとりひとりの存在は大きいし、その人間が自然を制圧して自然界にあるものを利用して、文明ってもんを築いて、自然界には存在しないものまで創り上げて、、、、
人間はこの世の生命体の中で脅威の存在かもしれない。
でも、全然適わない。
本当に小さい。
この地球にしがみついて、へばりついて、生きてるだけなんだよなぁ〜〜〜なんて思ったよ。
「生かしてくれて有り難う〜」とか、そんな言葉も出ない。
あまりにも視界が広すぎて、世界が大きすぎて、ただただひれ伏すしかないというかさ、、そんな感じ。
東京や日本みたいに小さな国土に沢山の人間が住んでる国だと、どうしても視界は狭くなって忘れてしまうけど、地球の中の本当の人間の大きさなんてこんなもんなんだな〜と思い知らされた感じです。

飛行機で日本からアイスランドだって15時間で行けるし、ネットで世界のニュースは次から次へと、行った事もない国の事でも知れるし
なんとなく、人間はとてつもなく大きく、世界は小さくなってる様な錯角に(うちだけ???)陥って「正確さ」を忘れちゃってる様な気がするけど、、、、、
それに、東京や日本みたいに小さな土地に沢山の人間が住んでる状況だと、どうしても視界は狭くなって感じなくなってるけど
でも、本当の(正確な)人間の大きさ、世界の大きさって、きっとこんなモンなんだろうな〜って思って
なぁ〜〜〜〜〜〜〜んにもない『シンクヴェトリル公園』の中で、本当にちっぽけなうちは、
ただただぽ〜〜〜〜〜〜〜〜〜っとしてた。
ちなみに『シンクヴェトリル公園』は『議会平原』という意味なんだけど、
アイスランドは、800年代の後半頃にケルト人、ノルウエーを追放された貴族一族など、他の地域からの移民で構成された国。
前[P.2/3]次
前:2度目のアイスランドの旅〜その2〜 3日目 2月16日
次:2度目のアイスランドの旅〜その3〜 5日目 2月18日〜コペンハーゲンへ〜
🏠 📧
(C)2022 寿[kotobuki]