Archive for 2014年07月

RSS Feeds

バリダンスのお知らせ

今年も阿佐ヶ谷バリ舞踊祭に参加させて頂きます〜
http://asabali.exblog.jp/22206081/

私は1日目、8月2日の1部”サブンガン・アヤム(Sabungan Ayam)という闘鶏の踊りを踊ります。
この踊りは最近ではあまり踊られる事がないのですが、1930年代頃に作られたのではないかと言われています。
作ったのは現在でも天才と語り継がれる舞踊家”イ・クトゥト・マリオ”氏
マリオ氏はそれまで誰も考えつかなかった「座って踊る」という男性女形舞踊を作った人で、その座った姿勢がものすご〜〜〜〜〜〜く変!!
なんでこんな事「やってみよう!!」と思ったんだろ?
こんな感じ
20140727-images-1.jpg

そして、この”闘鶏の踊り”ですが、座って立ってをめちゃくちゃ速いテンポ繰り返すのですが、それがも〜〜〜〜死にそうにキツい、、、、
最近、バリで成人男性が踊ってるのを観ましたが、ほとんど立ちっぱなしでやってました。
そうだろ、どうだろうよ、7分間って結構長い。
長生きしたかったらそちらを選ぶよね。

しかし、私達が習った先生は「あんな風に踊ったらダメ!!あれはクビャールじゃない!!」と人の寿命の事などお構い無しでこの47歳、日本人、女性という事も一切考慮せず
「オレだって苦しい、お前も頑張れ!」とあんまり励みにもならないよね〜という言葉を吐きながらも、座って立っての方を熱心に教えて下さいました。
「そんなにキツいならそんな踊りやらなきゃ〜いいじゃん?」とお思いのあなた。
その通り!!
その通りなんですが、教えて下ったワヤン・プルワント氏が踊ると鼻血が出そうなくらいかっこいい!!
そして、ちょっと阿呆な私としては「きゃ〜〜〜これになりたい!!」と思うわけです。

そんなわけで踊ります。
お相手はこの間一緒にレゴンを踊った芳野未央ちゃん
先日、生涯ベスト3映画はなんだろうと話したら、ほぼ同じだったという運命(?)のお相手!!
7分間(正くは後半3分だけど)の死闘。
是非、お見逃し無く!!


   

昨日はレコーディング

月イチレコーディングも三回目
ホーンとみわぞうさんのチンドンを録りました。

本当はうたの録り直しもしたかったけど無理だったのですが、終了後、確認のために全ての録音源を聴きました。
私の声を沢山の音が支えてくれてるぅ〜〜〜〜〜
本当に幸せを感じたよ。
有り難う、皆さん!!

最近、はるちゃんとパンダねーさんとうたを作りました。
夜中に私の元へ突然、言葉が降りて来ました。
「こりゃ〜大変だ!!」と思い、メモしてみたら 私がメインボーカルである事を前提に曲を作るよりも、色んな人の声がある事を前提に曲を作りたいと思い、二人に詩を見せたら賛同してくれたので集まって2時間くらいで作った曲です。

いいうたになったので練習風景をyoutubeにアップしました。
良かったら観てみて下さい〜
寿[kotobuki]でも歌う予定です。

『9番目の誓い』
http://www.youtube.com/watch?v=pUTCkgvl1PI

今月は25日のへっころ谷 26日のウィメンズプラザでの『止めよう上関原発』そして30日の海の家OASISと続きます〜
来てね〜〜〜〜〜〜〜

   

無事に終わった〜〜〜〜〜〜

この数ヶ月この踊りの事で頭がいっぱいだったと言っても過言ではないはず。
『レゴン・スマランダナ』を踊り終えました。
ちょっと惚けてた数日でしたが、踊れて良かった。

スマランダナは別名『愛のレゴン』とも呼ばれていて何故私達人間に人を愛する心が宿ったかという神話です。
日頃 ♪もう〜愛しかない〜 と歌っている私ですが、この数年、「自分をとことん愛し信頼するという事」はどういう事なのか?を何度も何度も考えさせられ、その答えを生きるしかないと思っていたので、この神話を踊る事は今の自分にとっても合っているように思いました。
そして、言葉で説明は出来ませんが踊れた事で心はとても満足しているように思います。
踊らせて下さった皆々様に感謝します。
20140716-_______________.jpg

20140716-_________.jpg

そして、昔から大好きだった『オレッグ』という蜜蜂の求愛の踊りの男性役も踊れ、今回は一人で3つも踊らせて頂きました。
本当に感謝です〜
写真は顔は全然見えてないけど最近、友達と「オレッグの男役は反射神経が命!」と言ってるんだけど、それがよく現れてる勢い満載のこの写真、すごく好きです。
撮って下さった風間さん、有り難う〜〜
20140716-__________________.jpg

やっぱり踊ったり、歌ったり、、、本当にそれはそれは楽しい事。
これなしに私の人生はないな〜と実感してます。
その場が与えられている事に感謝します〜〜〜〜
7月20日は中野のちゃんぷるフェスタです。
18時30分からの予定です。
良かったらお越し下さいませ〜

   

今週末ですが

代々木の”ルンバ・ルンバカフェ”でバリダンスを踊らせて頂きます。
入場は無料、飲食代のみ頂きます。

7月12日(土)15:00〜 17:00〜
15:00 プスパメカール(歓迎の踊り)ナビィ&芳野未央
      マルガパティ (森の王者 獅子の踊り)高橋恵美子
      オレッグタムリリンガン(蜜蜂の求愛の踊り)風間千晶&ナビィ

17:00 プスパメカール 高橋恵美子&風間千晶
      レゴン・スマランダナ ナビィ&芳野未央

と私、3つも踊らせて頂きます。
そして、このレゴン・スマランダナは私は一人二役で月の女神(うお〜〜〜大丈夫か?)
と魔女、バリヒンドゥの最高の化身の最高峰であるランダを踊ります。
ランダは元々は王族の人間であったのですが魔術が使える事を知った国王に怖れられ森に追放されます。
その恨みをはらそうとして様々な悪事を働くので我々人間には忌み嫌われる存在となっていると言われています。

儀式の中の芝居「チャロナラン劇」ので小悪人と小善人(?)とが戦い、だんだんとお互いのパワーが大きくなり、クライマックスでは双方の最大級のパワーを持ったバロン(聖の象徴)とランダ(悪の象徴)が出て来て戦いますが勝敗は決まりません。
ランダはクリス(小刀)を持った若者達にメッタ刺しにされますが、それをはね除け、いや、むしろ人々の自分に向けられた悪意を吸込んでパワーを増幅させているようにも見えます。


私はバリ人でもバリヒンドゥ教徒でもないのでバリ人からランダについて聞いても語学力の問題もあるので100%正くは理解出来てないないのですが、お寺の神事の中のチャロナラン劇であれ、観光客用のチャロナラン劇であれ、悪の象徴としてクリスでメッタ指しにされているシーンを観ると、何だかとても泣きたい気持ちになって来ます。
この世の災難、悪いとされる事を背負い(背負わされなのかも)刺される姿を観ていると胸が苦しくなって来ます。

6月の終わりから先週の日曜日まで、私、久しぶりに精神的にいわゆる”ヤバい”感じになってました、、、
約2週間くらい。
それはそれは、心の中にしまい込んであたかも無いもののようにしていた感情や想いが出るわ出るわ。
急に涙が出るし、吐き気はするは、イライラするし、自分の持ってないものをみんなが持ってるようで妬ましいし羨ましい。
自分でも一体何が原因なのかがわけが判らず、そんな自分にどんどん自己嫌悪。
闇が自分を覆ってる感?それが満載で久しぶりにどっぷり暗〜〜〜〜〜くなってました。
やっと昨日、そこから抜け出れましたが、あれは何だっただろうか?
ランダを踊るという緊張感だったのでしょうか?
自分でも知らないうちに何か感情移入してしまったのでしょうか?
よく判りませんけど、なんとな〜く判った事はランダというのはそういった人の心のネガティブな感情の象徴でもあり、私の心に”ランダ”はいるという事です。

悲し過ぎて、苦し過ぎて、辛過ぎて、、、、、
そんな時、自分の中にある、多分きっと、同じだけあるはずのポジティブな側面には目が行かず、ネガティブなパワーに支配されその支配された自分が言動を選択するのでますますネガティブ地獄へと落ちてゆくのではないでしょうか?
どなたが書かれたのかは忘れたけれど、「森に追放され失意と孤独でランダは魔女になった」と書かれた言葉を読んだ事を思い出しました。

私の開かれたネガティブ扉から出て来たものは、全てが本当に些細な小さなもので、だからこそ余計に私はずっと無視する事が出来ていましたが、でも、その感情があるが故に、自分の選択した事に対し、迷い悩む原因となっていたのでした。
そんな自分を認めたり許したりする事は自分への愛だと思うのですが、その前段階として全く気付きもして無かった私、、、、、、、
『自分への愛が欠けていますよ』というお知らせだったのだなと思います。
ランダを踊る事と何の関係もないかも知れませんが、ランダからの愛の贈り物だったのかも〜と思っています。

いい踊りを踊りたいと思います。

お時間があったら是非、お越し下さいませ。
20140708-__________________.jpg
(私の元へやって来たランダ様)