Archive for 2008年07月

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イヤイライケレ〜ありがとう

北海道は札幌、江差で歌って来ました。

アイヌの結城くん他、皆様のお誘いで『先住民族ミュージックフェスティバル』に琉球代表で参加させて頂きました。
みーつーにーにーはともかく、うちは、、、、、、ええのん???

イベントはすんごい盛り上がっていたし、若い人達を中心としたアイヌの新しい音楽シーンが盛り上がっているのを目の当たりにして刺激受けまくり〜でした。
とっても楽しかった!!
スタッフの皆さん、出演者の皆さん、お疲れさま〜
集まって下さった皆々様、有り難うございました〜

結城くんとは東京で出会って、よく寿[kotobuki]のライブに来てくれていたんだけど、子供がひとり生まれて以来、「最近会わないな〜」と思っていたら、いつの間にか北海道に帰っていた。
がびょ〜〜ん。

して、彼は『アイヌアートプロジェクト』と立ち上げ(彼のインタビューが読めます。→http://www.voices.no/mainissues/mi40007000256.php)すっかり若きリーダーになっておりました。

うちは、北海道生まれではないし、アイヌの歴史についてはほとんど知らない。
けれども、北海道の地名のほとんどはアイヌ語で、本当に美しい意味の込められたものであるにも関わらず、意味のない漢字の当て字があてられているという事実だけでも、民族の近代、現代史は苦難に満ちたものだったのではないかと想像出来る。
アイヌの友人が何人かいるけれど、みんな一様に『アイヌである事が嫌だった」と言っていたし、差別的な同化政策もあったり、そんな中で自身のアイデンティティに誇りを持つ事は難しいのだろうと思うけれど、それでも、様々な経験を経て、「自分は自分でいいのだ」と認められる事はすんごい事だと思うし、その強さを本当に尊敬もする。

今回はコンサートの翌日、車で6時間以上もかけて札幌から江差に移動をし、夷王山山頂で行われた 「コシャマイン慰霊祭/カムイノミ・イチャルパノミ」に参加させて頂きました。
コシャマインに関してはリンクを開いてもらうとして、イチャルパっていうのは先祖供養の事だそうで、慰霊祭は男性が中心、イチャルパは女性が中心に執り行っていたのが興味深かったですね〜
やっぱり子孫繁栄の鍵を握っているのが女性だからでしょうか??

男の人達は、本当に器用に木を彫って、儀式に使う道具を作ります。
その美しさにぽ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
美しいものを自らの手で作り出せる男って本当にかっこいい!!!素敵っす。

して儀式には先住民サミットに参加した、グアテマラ、ニカラグアからの参加者、マヤの末裔の人達も来てました。

儀式の途中から眼下の海には霧が発生し、天は雲が立ちこめ、そんな中で太陽が真っ白(銀色?)に輝いていました。
それは、何ともすごい光景で、何かすごい事が、目には見えないすんごい事が起こっているのではないか?とそんな気持ちにさせる光景でしたが、マヤの人々が『私たちのカレンダーでは、今日は「新しい始まりの日」となっています』と言い出し、鳥肌が、びゃ〜〜〜〜〜〜〜〜っ。

いや〜何が始まったのでしょうか???
楽しみ〜
てなわけで、かどうかは知らないが、8月31日(日) 中野のアイヌ料理店『レラチセ』にて寿[kotobuki]ライブをします〜
18時開演、チャージ2000円 詳細はhttp://www2.odn.ne.jp/rera/
03−3387−2252
キトピロうま〜い。


全く本文と関係ないが、旭山動物園の人気者、レッサーパンダパンを発見。北海道のみの販売と思われます。